2008年10月6日月曜日

Struts2を試す(3)

一通りReady, Set, Go!を試しました。

引っ掛かった点は全てblogに書きました。全体的にかなり順調に行った感じがします。

【Ready, Set, Go! 総評】

ぱっと触っただけなので今後変るかもしれませんが、今の所欠点が見当たりません。Spring MVCよりもイケてんじゃないか、というのが印象です。

SpringではXMLの編集、コントローラの作成、Beanの作成を一通り完了しないと画面遷移が作れないところが面倒でしたが、Struts2ではXMLで汎用的な設定をしておけば(下記設定)JSPのガラだけでとりあえずの画面遷移の確認ができます。これは結構便利です。考えられてるな、という気がします。
<action name="*">
<result>/{1}.jsp</result>
</action>

とりあえずコーディングして、動かして、UTして、という開発手法であれば SpringMVC よりも効率がよいのではないか、と思います。

それに、SpringMVC もそうでしたが、触っていて楽しい。具体的に楽しさとは何かと言えば「こうすればこうなるんだろうな、という予測がビシビシ当たる」それから「よく考えられた設計であることが肌身で感じられる」ことです。フレームワークには非常に重要な要素だと思います。

ただし、柔軟さ、容易さと成果物の複雑さは表裏一体です。言い換えれば、いろいろと柔軟に出来てしまうフレームワークを使うと出来上がったものが複雑になりがちなのです。その点、SpringMVC は適度な窮屈さがあって良いデザインだったと思います。Struts2の便利さが仇にならないか、もう少し見て行こうと思います。

【おまけ】

Localizing Outputで、package.propertiesの日本語版を下記手順で作成しました。(まあ大した手順じゃありません)
dosプロンプトから
> native2ascii.exe (当然パスが通っているのが前提です)
パスワード
\u30d1\u30b9\u30ef\u30fc\u30c9
ユーザー名
\u30e6\u30fc\u30b6\u30fc\u540d

などと変換。生成された文字列を"package_ja_JP.properties"に貼り付け(以下のイメージ)
requiredstring = $\{getText(fieldName)} \u304c\u5fc5\u8981\u3067\u3059\u3002
password = \u30d1\u30b9\u30ef\u30fc\u30c9
username = \u30e6\u30fc\u30b6\u30fc\u540d
HelloWorld.message = Struts\u306f\u8d77\u52d5\u3057\u3066\u3044\u307e\u3059 ...
Missing.message = \u5de5\u4e8b\u4e2d\u3067\u3059\u3002

package.propertiesと同じ場所に置く。

以上の手順で問題なく日本語が表示されました。

参考サイト)Javaリソース・プロパティーメモ(Hishidama's Java resource/property Memo)
これは便利)www.Javable.Jp - Tools (プロパティファイルエディタです。面倒くさいnative2ascii変換が不要となります)

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