2009年10月8日木曜日

亀井さんの放言について

亀井さん関連ももう最後にしますが、彼の大企業が家族型経営を捨てたから世の中が荒んだ旨の発言について。

まあ例によってマスコミやらWebやらが叩いてるわけですけど、大企業の経営層が文句言うなら分かりますよ。でも普通のサラリーマンがケチつけることじゃないと思うんですよね。何故って亀井さんの発言ってのは、要するに従業員犠牲にしてまで利益出して、それでいいんか、大企業のお前ら。という大企業に対する人道的(浪花節的)な批判なわけで、一般庶民がこの発言に文句を言うのはどうも違和感があってしょうがない。

確かに企業は利益を出す必要がある。でも、きれいごとかも知れませんが、利益ってのは決して究極の目的なわけじゃなくて、社会に貢献した結果ついてくるものじゃなかろうか。だから従業員から搾取して利益を出したからといって、それは本当に価値のある利益なんだろうか。そんなことも考えてしまいます。

だからこのくらい言ったっていいじゃないか。浪花節が嫌いじゃない私なぞそう思いますけどね。少なくとも派遣社員を切りまくった経団連の御手洗よりよほど支持します。

しかし、亀井さんも外見で損してるんじゃないかな、と思いますね。同じことを小泉の進ちゃんが爽やかに言ってのけたら(絶対にあり得ないけど)大スターじゃないかしらん。亀井さんだとどう見てもドラクエの中ボスだもんな。

後はやはり墓穴を掘るのに熱心な人は大勢いるんじゃないか、と危惧してしまいますね。平社員や派遣社員が亀井発言を批判してどうするよ。そこまで経営者に媚びるか。小泉劇場で墓穴を掘った反省はどこへやら。見かけも、敵だ味方だというバイアスも、古い新しいという曖昧な評価もいったん置いて、虚心坦懐、政治家の言うことを是々非々で捉えてごらんなさい。そうしないとまた騙されてしまいますぜ。

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