2010年4月27日火曜日

若林亜紀「独身手当 給与明細でわかるトンデモ公務員の実態」東洋経済新報社

★★★★★☆:どう読むか。読んでどうするか問われる

表題の通り、不景気の世の中、安定した職業である公務員への庶民のルサンチマンに働きかけた本。

私は基本的に公務員叩きには同情的だったのですが、さすがにこれを読んで呆れた。自己の保身ばかりを考えた組織が生み出した手当の数々。こりゃ亡国の域だわ。

ドラッカーが世界一優秀だと褒めた日本の官僚はどこへ行ったか。税金に寄生する自己目的化した組織。それが公務員。それが官僚。マズいよ。これは。こうなったら国家財政も一度破綻しちまって、公務員に反省してもらった方がいいんじゃないか。でもそうなったら今度は財政破綻手当が出たりしてね。って本当にありそうでシャレにもならん。

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