2010年4月7日水曜日

植島啓司「偶然のチカラ」集英社新書

★★★☆☆☆:軽い

感想。最近の新書は何だか薄い気がする。もちろん、内容が。

確かに面白いですよ。たくさんの興味深いエピソード。見やすい強調フォント。すらすら読めて、楽しめる。

でも、何が言いたいのか。最後の数章を読めば足りる。要するに「思い詰めるなくよくよするな。なるようになるさ」。完全に同意するものの、新書一冊読んだ結論としては何だかなあ。

江原ナントカとか細木ナントカを、あれはあれで誰かがやらねばならない仕事だから、と弁護するあたりも、宗教を研究した人にしてはあまりに凡庸な意見。うーん。マンダム。何ともはや。以上。

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