石油、水、食料という極めて具体的な「モノ」を出発点に、日本と世界と歴史を一刀両断の下に解釈した対談。確かに乱暴かもしれない。でも、私には通俗マルクシズムよりよほどまともだと思いました。比較が無茶か。私の中ではつながっているのだけど。唯物史観と養老石油史観。
それから数値化のパワーですね。人を説得する時には、数字は非常に使える。だからこそ、説明を受ける側は慎重にならなければならないです。
なぜ官僚は少子化シミュレーションをしないのか。それは少子化シミュレーションしたら、官僚を減らさなければならないことが分かるからだ。なるほどね。とかとか。
まあ、とにかく面白い本でした。最近2500年前の人を意識することが長かったから、いい頭の体操、気分転換になりました。行ったり来たりがよろしいようで。
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