ノーベル賞受賞クルーグマン教授の本。
「サプライサイドエコノミクス」否定の論客。
すなわち「金持ち・大企業減税」は景気回復の役に立たないことを論証・実証しておられるということで、心強いのですな。
「金持ちが金を使わなくてどうする」
とか
「リスク取ってを金を稼いだ人から税金多くとったら、リスク取るヤツがいなくなるじゃないか」
とか
「経済を支えてるのは金持ちだ。だから金持ちを大切にせよ」
という主張には全く根拠がない。
これはわたしの確信 & 実感と整合。
一億稼いだ金持ちが100台冷蔵庫買うか?100食分食べるか?100人に百万分けた方が、消費は活発になるだろうが。
リスクったって、その辺の人間が取るリスクと、金持ちが取るリスクは違うんだよ。情報とコネの量が違うんだよ。
こういうのをちゃんと指摘するノブレス(高貴の人)こそが、ノブレスオブリージュに値すると思うのだ。(わたくしはオブリージュ(徳の高い人)たらんと欲するけれど、ノブレスではない)
官僚とか強欲者の言う「ノブレスオブリージュ」ってのは、既得権益や強欲の正当化に過ぎぬ。
つーことで。
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