2012年6月8日金曜日

「人間を幸福にする経済」

経団連会長だった奥田碩氏の本。

だけど、実際に手を動かしたのは経団連のゴーストライターだろうな。主張も奥田氏個人というより、経団連としての公式発信って感じ。

いやあ。強いよね。

主張が明確だし、施策も具体的。

「大企業が大事です」ってね。
消費税は18%まで上げろだって。薄く広く取れて公平だって。それって悪平等じゃん。

こういう力のある人や団体が政治を動かしている現実を、ちゃんと見なければあかんね。

少子化やら不景気の原因に、金持ち大企業有利な政策があったと思えてしょうがないのだが、この因果関係をちゃんと計算する人はいないだろうか。いないだろうなあ。金が出ないんだから。金持ちに有利な理論作ってる方が金が入るだろうから。

こういう計算こそ官僚の仕事のハズで、彼らを動かすために出来る限りのことはしたいと思うなあ。やっぱね。若い人のためにも。というか、オレの子供たちのためにも。

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