2008年12月29日月曜日

今日の料理(カマスの干物、ひよこ豆の蜜煮)

スーパーに行ってみたら、魚コーナーはすっかり正月モード。数の子とか酢ダコとか、おせち料理系のネタが幅を利かせていました。私好みの未処理の魚は隅に追いやられていて何だかつまらん。カワハギも最近見かけないし。旬のハズなのにな。君はいずこへ。食べたいと思う魚は入荷されない。そんな宇宙の法則でもあるのかしらん。

鯵とかサンマすらなかったので、カマスを買って帰りました。中型3匹で399円。まあいつもの青魚(鯵・サンマ・いわし・サバ)に比べれば高いけど、別に目が飛び出るほどでもないし。金目鯛のアラにもかなり惹かれたんですけどね。あの大きくて深い目。煮付けたらどんな味がするんだろう。美味そうというより興味本位ですか。でもアラの分際で480円もしたので諦めました。

というわけでこのカマスは干物にしてやろう。帰ってエイヤと背開き。あ、ウロコ取るの忘れた。まあいいや。もう一匹もウロコを取らずに背開き。なんだか腹が柔らかい。鮮度がちょっと疑問。でも干物だから全然問題なし。でもでもちょっと生臭い気がする。いや、新鮮な鯵やサンマだってそれなりににおうんですが、そっちは新鮮な血の生臭さ。カマスは元は上品な香りだったんじゃないかと往時をしのばせる生臭さ。このにおいは酒と塩に二時間ほど漬ける間も消えることはなく、大丈夫かね、と思いながら干物ネットに格納。寒空の夜、ベランダに吊るしました。

で、翌日。朝日を浴びている干物を引き上げてみると、これがいい香りがするんですね。生臭さは奥にやられて一夜干しの甘いいいにおい。身も金色がかった透明になっていて、見かけも美味そう。ほほう。これは楽しみ。

カマスの干物(ラップかけて冷蔵庫に仕舞ったところ)

それから昨夜から一晩熱湯に浸しておいたひよこ豆を甘く煮付けてみました。結果はまあまあかな。

砂糖はかなり大量。キビ砂糖ですが、煮詰めていくと茶色の蜜のようになりました。豆はやや固めに仕上がりました。水だけで茹でたときのぽくぽくした食感はなく、まあ失敗した黒豆の煮物みたいな感じですな。でもひよこ豆をたっぷりの砂糖で煮たわけで、不味いわけはなし。味は上等です。

ひよこ豆の蜜煮

最近は豆とか白身魚とか、体に負担がかからない系を志向してます。やはり体の求めるものに敏感になって意志をコントロールしなければ、体調は上がりませんな。

以上。

(12/30追記)
やはりカマスは美味かったです。旨味のある上品な塩味で、隠し香程度のほのかな海の匂いが口の奥に立ち込めます。上品なんだけど、小さな肉片にも味はしっかり付いている。いやあ青魚とは違うわ。子供も「これは好き」と言っていました。

他にはポテトサラダ(酢を多めに入れたら見事不評。自分的にはまあまあだったんだけど)、それから昆布と魚粉パックで出汁を取り、厚揚げ、みず菜、まいたけを煮て、薄口しょうゆとみりんで仕上げた煮物。かなり好評。ほとんど何も考えずに"冷蔵庫にあるもん"で作る手抜き料理なんだけどな。何か食材に手をかければかけるほど評判が悪くなっているような気がしてならん。悔しい。
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