まず喉の痛み。なぜ喉が痛いか。アレルギーだか花粉症だか分かりませんが、秋になってからやたら鼻が垂れていたのです。夜寝る時も鼻が垂れる。でも眠らなきゃいけないので始終鼻をかむ訳には行かない。となると鼻が詰まった状態で眠らざるを得ない。すると当然口で息をしながら眠ることになる。
一方で秋の空気は乾燥している。つまり喉が乾燥する。喉が荒れる。と、このようになるわけです。
まあ喉の痛みだけならまだ何とかなります。せいぜい咳と喉の痛みで寝不足になる程度。でもここに発熱が加わると辛さが三倍増しになります。咳をするだけで結構体力は奪われますし、寝不足がそれに拍車をかける。そこに発熱による体力の消耗。かなりしんどかったです。
これまで「病気で死ぬ」ということが実感として分かっていませんでした。でも、今回の軽い発熱+咳で初めて病死という言葉が理解出来たような気がしました。具体的には、熱っぽい体で咳き込みながら、あ、このまま二、三ステップ進むと逝ってしまうわけだな。と実感したのです。別に死ぬほど苦しかったわけではありません。軽く苦しい。その程度です。でもその軽い苦しみに耐えていると、死が自分の身近にあるということが、ありありと感じられたのです。
この感覚は初めてのものでした。やはり歳を取って死に一歩近づいた、ということなのかしらん。そんなことを思いました。
死に近づく。人によってはこれほどイヤな響きはないかもしれません。でも、それも悪くないかもしれないな、そんな気がします。だって、死に近づいて初めて生きられることもありますからね。気がつくのは早い方がいいです。
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