2010年1月4日月曜日

スティーブン・ミズン 松浦俊輔 牧野美佐緒訳「心の先史時代」青土社

★★☆☆☆☆:ハマる人にはハマると思います

心が、いつどのように発生したのかを、考古学的に解明しようとした本。解明というよりもむしろ、古い時代の遺跡やら何やらから、その時代にどのような心がありえたのか、どのように発展してきたのかを追おうとした、といのが近いかもしれません。心というよりもむしろ精神とか意識という言葉がしっくりくるかも。

興味のある人にとってはたまらない内容かと思います。私にとってはそこそこ。別に考古学的に史実を追わなくても、古代の人の気持ちは少し分かるような気がするから。クロマニヨン人ったって同じ人間でしょうが。といったら言い過ぎか。でも犬や猫の気持ちだって少しは分かる気がするんだから、別に心の先史時代とやらにもさほど興味はない、というのが正直なところでした。

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