正直、まだ自分なりの「オトシマエ」はついてないんですけどね。
東北関東大震災。福島原発事故。数週間ではとても受け入れられない。「そういうことがあった」という事実を飲み込むのに、まだまだ時間がかかる。特に原発事故には人災という側面もあって、容易に飲み込めない。喉に引っかかってしょうがない。悲しみだけではなく、怒りや憤りが収まる気配がない。
でも、そろそろ落ち着かなければいけんなあと思います。
子供たちのためにも、何より自分のためにも。
以下、不謹慎かもしれません。
閲覧注意かもしれません。基本、スルーでお願いします。
わたしの好きな吉行淳之介氏が常に心に抱いていたという言葉。
「死んだやつは死なしておけ おれはこれから朝飯だ」
とにかく、生きていかなければならない。生きていくためには、食わなければならない。数多くの友人、知り合いを戦争や原爆で失くした吉行氏の言葉。
「こんな時によく食えるな。オレなんか胸がいっぱいで食べられないよ」などと言いつつ、みな飯はしっかり食っているんです。それが人間なんだ。
「自粛すべきだ」などとエラそうに主張しながら、日常を上滑りしている。
それだったら、しっかり二の足で立って、美味いものを食って、美味いぜ!と感じた方がいいんじゃないかと。
どうせ、人の命一つ救えやしないんです。だったら、死んだ人の分だけ、ありがたく朝飯を噛み締めてやろうと。
それが、生きているわれわれの勤めじゃなかろうか。
そう思えるまで、強くなろうと。
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