再発防止策には何の効果もない。それはすでに無思考であり、不快な事象に対する条件反射でしかない。
トラブルを防ぐのは無意識レベルでの経験の蓄積しかない。もちろんそれは、トラブルを起こさない十分条件ではないのだが。
モットーは「健全な精神は健全な胃腸に宿る」「生きてるあいだは上機嫌」
主張として「原発は営利企業に任せるべきでなく、もんじゅは絶対に廃炉!」「税金には気をつけろ!」
もう一つ、福島原発作業員の方々ならびに早野先生に国民栄誉賞を。
サブ・ブログという位置づけで、細々更新しています。
再発防止策には何の効果もない。それはすでに無思考であり、不快な事象に対する条件反射でしかない。
トラブルを防ぐのは無意識レベルでの経験の蓄積しかない。もちろんそれは、トラブルを起こさない十分条件ではないのだが。
障害の報告と対策はトップに迅速に伝わる必要があるが、原因分析は現場のリーダーでとどまるべきである。なぜならリーダー以上の立場の人間に詳細な原因分析を伝えるためには、全てを抽象化し、口当たりをよくし、骨抜きにする必要があるから。しかもそれらの作業は全てムダである。
「結果」から逆に時系列をたどると、過去の無数の事象が得られる。そしてそれら全てが「原因」の資格を持つ。では無数の過去の中から「原因」を選ぶのは何か。それは政治とプロパガンダである。ゆえに「原因」は常に立場の弱い人間に帰せられる。障害の原因が顧客やプロジェクトマネージャーだったことが、かつてあっただろうか?
トップは障害を報告したメンバーを褒めなければならない。さもなければ障害は隠されることになる。そして弊害はそれにとどまらない。
この当たり前のことが常に無視され、過ちが繰り返されている。
プロジェクトにおける優先順位付けとは、あるタスクが重要であるかどうかを判断することではない。重要でないタスクを完全に消去し、重要なタスクにリソースを振り分けることである
二人分の食料があったとき、飢えた十人家族でどう分配するか。この問いには、死んでもよい肉親八人を選択するというギリギリの判断が必要である。臆病なプロジェクトマネージャーにそんな意思決定はできない。
かつての優れたプロジェクトマネージャーが、出世することでダメになってしまうことは多い。
恐らくは成功体験のみが思い出され、自分がいかに優秀なマネージャーであったか、そのイメージは遥かなる高みに舞い上がるばかりなのであろう。
地位の高い人が必ずしも偉いわけではない。若い頃には誰しも思うことであるが、年を取ればそんなことすら忘れてしまうのである。
それなりに優秀なメンバーが集まったプロジェクトの場合。
プロジェクトマネージャー(顧客)のなすべきことは、障害を見つけたメンバーと、障害を修正したメンバーを誉めることである。ただし威厳を失ってはならない。
無能なメンバーが集まったプロジェクトの場合。
プロジェクトマネージャー(顧客)のなすべきことは、障害を見つけたメンバーと、障害を修正したメンバーを誉めることである。ただし何も期待してはならない。
障害の分析ではなく、総合的な評価が必要である。分析は障害とその周辺のみにフォーカスを当てるため、障害をめぐる大局まで目が届かない。その結果、構造的な問題を把握できることは稀であるから。
★★★★☆☆:興味深い
二巻目です。アメリカ編では、資本主義がいかに国を豊かにするかが前向きに語られていて、日本も今後かくあらねばならない、という感じだったのが、イギリス編では環境汚染と貧富の格差を目の当たりにして、少し変わっていることが読み取れます。資本主義を批判しているわけではありませんが、ややトーンダウンしているのはあきらか。しかし昔の日本人には、公平な批判精神や洞察力がありましたね。今はどうか。明治の日本人が持っていた誇りは今の日本人にあるのか。
実は団塊ジュニアより後の世代には、欧米コンプレックスはあまりない様子。ひょっとしたら新しい日本の矜恃は、若い世代が担っていくのかもしれません。でもその前に日本の世代間格差を何とかせねば駄目でしょうけど。
★★☆☆☆☆:現代性なし
文系学問と理系学問に対するそもそも論。文系学問とはどういうものであって、どうあるべきか。また理系学問とは。云々。どうです?実にどうでもいいテーマではありませんか。残念ながら。時代が違うのでフェアではありませんけど。
しかも、ドイツ観念論的(新カント派的)枠組みで語られるから現代性も薄くて、残念な感じになっています。50年ほど前に読めばスリリングだったかもしれませんけど。
近現代西洋の呪縛とも言うべき主観/客観フレームワークがいかに厄介なものかを理解したい時に役立つかもしれません。後は自らの存在意義に悩む文系学者にとっても。
リッケルトは大したものだと思いますが、この手のメタ学問(学問論)は、悲しいかな現実の学問に追い抜かれ、すぐに陳腐化する運命にあるようです。
★★☆☆☆☆:ある意味では面白いが
戦争と貧困が人間性に対する敵である。両者に根本的に対応するためには帝国資本主義の打倒が必要である。通奏低音のように流れるマルクシズムへの傾倒が興ざめです。この人のいうヒューマニズムとはユートピア的マルクシズムのことか。曲解かもしれませんが。
しかしソ連や中国をあからさまに応援してますからね。一昔前の知識人に対するマルクシズムのパワーは、信じられないほどです。時代が違う。
確かにマルクスの資本主義に対する批判は的を射ています。また、心ある人なら、昨今の強欲資本主義はいかがなものか、と思うのではないでしょうか。でも資本の共有化やプロレタリア独裁がソリューションだろと言われると、どうも違和感が消えません。マルクシズムもまたそれを唱える人間の権勢欲のはけ口となってはいるような気がするから。ユートピアへの憧れも結構ですが、人間の欲望や、暴力としての国家権力を直視すれば、また違った解があるのではないかと思います。