2011年4月2日土曜日

自分まとめ(放射線と健康)

主にteam nakagawaさんから得た情報から学習しました。テレビ、その他Web、専門家、国際的基準にも矛盾した情報はないということで、概ね正しい理解じゃなかろうかと確信。

念のため、わたしは一号機の建屋がふっとんでから慌てて勉強した、にわか素人です。

まず「さほど神経質になる必要はないよ」という情報
  • 健康への影響が出ると考えられるしきい値は100mSvの被曝。
    妊婦さんは保守的に10mSvを考えたらよろしい。
    • 100mSv未満の被曝では、確定的な影響(即座に観察される影響)はない。
    • 250mSvを被曝すると白血球の減少など、明確な影響が出る。

    100mSvを被曝すると、がんの発生確率が0.5%上がる。(ぶっちゃけ大したことはない)
    また100mSvは相当大きな量であることに留意。(マイクロ/ミリの違い、あと"毎時"に注意)

  • 被曝量は蓄積されると「仮定して」考える。
    ただしこれは保守的な(=安全を重視した)仮定である。
    • 「蓄積」とは「一日あたり1mSv被曝するとして、100日目に100mSvの被曝量に達した」と考えること
    • 「蓄積」が保守的な仮定である理由。
      100mSv一気に被曝した場合と、徐々に100mSv被曝した場合とでは影響がまったく異なる。そもそも人間は60兆の細胞が死んだり生まれ変わったりして生成している。すなわち、細胞の再生能力がある。放射線によって細胞が傷ついたとしても、一定量なら自動的に修復される。

    よって、累積についてはあまり神経質になる必要はない。安全を考慮した保守的な仮定である。
    細胞は(放射線によらずとも)死ぬが、また生まれる。

  • はっきりいってたばこの方がよほど危険。
    (明確な数字は政治的?人権的?理由などから公表されてないようですが)
    たばこを吸うことによって発がん確率が数十%~数百%上がるという説もあり。
    (そんなのウソだ、という説もある)

  • われわれは天然の放射線によって、日常的に被曝している。
    放射線は何か特殊な「毒」というわけではない。程度の問題。
    ウランが取れる地域なんかはスゴイらしい。しかし、特にがんが多いとかそういう話はないらしい。(でもまあ住みたくないわな)

どこに注意すべきか
  • 内部被曝に注意
    • 放射性物質が体内に入ると、その物質が体内にいる間、被曝し続けることになる。放射性物質を体内に取り込まないことが大事。

      呼吸や皮膚から吸収されると想定するのが妥当。公表されているナントカマイクロSv/hの数値は2,3倍して理解しておくと保守的。
      食べ物については、公の調査なり、第三者期間を信用するしかないか、と。

  • ヨウ素よりもセシウムに注意(さらに言えばプルトニウム)
    • ヨウ素の半減期は8日。継続的に体内に摂取したり、環境に排出されなければ、長期的に影響を与えることはない。
      一方セシウムの半減期は30年。体内に取り込まれても100日程度で排出はされるが、土壌などに染み込んで環境汚染を起こすし、食物連鎖サイクルへも組み込まれる。

      ニュースを見るときに注意。ヨウ素が大量に出ても、あんまし気にすることはない。
      むしろセシウム、プルトニウムが出るかどうかが大事。セシウムの半減期が30年、プルトニウムは数万年。ちなみにウランは数億年。もはや人間が扱う物質じゃねー。
      ただし、プルトニウムは重いため広範囲に飛散することはない(気休め)

    結論から言うと、ヨウ素、セシウムを大量に取らなければ大丈夫。公式の調査結果を信じて、安心して野菜とか食べてればいいか、と。生協とか第三者の視点でチェックしてあればなお安心か。われながら素人っぽい判断だけど、もう少ししたらそのくらいの雰囲気に落ち着くんじゃないかしら。

  • 「ただちに影響はない」
    → YES とわたしは信じる。

  • じゃ、後から影響が出るのか
    → NO とわたしは信じる。少なくとも東京や岩手の人は絶対影響ないと思う。

  • イソジン、ルゴール液は効果ないのか
    素人だったら飲む量分からんでしょう。不安に駆られてテキトーに飲んだ後の副作用の方が怖い。そもそも、退避圏外にそれほどの放射線量が出てるか?出てないっしょ。すなわち意味ない。

  • 海藻は効果ないのか
    放射能関係なく昆布は体にいい。ヨウ素も取れると思えば、美味さも増す。

  • 天然放射能と人工放射能で人体への影響は違うのか
    つーかそもそも「放射能」という言葉が曖昧。

    「天然の放射性物質と人工の放射性物質では人体に与える影響は違うのか」
    → YES

    人工のプルトニウム、放射性ストロンチウムなんかは、人体がこれまで知らなかった物質であり、人体に取り込まれたとしても上手く代謝が出来ない。長く人体に止まり、内部被曝を与えつづける。

    天然の放射性物質(カリウムとか?)は、ちゃんと代謝できる。
    代謝できるように、進化してきた=適宜代謝できない生物は淘汰されてきた

    「天然の放射線と人工の放射線では人体に与える影響は違うのか」
    → NO
    「放射線」に天然も人工もない

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