このネタについて考えざるを得ない近況。
一難去ってまた一難。
以前、人を馬鹿にする行為ってのは、主観的セルフイメージは高いんだけど、客観的セルフがそれに追いついていない、そんな人が、苦しいギャップを埋めるために、他人をコキおろし、相対的に自分の立場を高めてプライドを保持しようとしている、哀れな行為なのだろう、という旨のことを書きました。
ま、基本的には正しいと思うんですが。
いろんなバージョンがありますな。確かに
「劣っている人が必死になって他人をコキおろして、やっとプライドを維持している」
ってケースが相対的に多い気はしますが、
「それなりに優れている人が他人をコキおろす」
ってことがありますね。残念ながら。
共通点もあります。
ナルシズムね。人をコケにして自己陶酔してる。
なまじっか優れているだけ、後者の方がタチが悪い。
ダメな人が必死で相手をコキおろしていたら、しばしばボロが出る。すると、ダメな人でも、それに気が付くことがある。どうも相手の方が正しい気がする。オレの方がダメかもしれない。何度もそんな経験を重ねると、反省したり、おとなしくなったりすることも、ないではない。
しかし、優れた人が相手をコキおろしていると、そこに気が付かない。
頭の回転が速い分、事実を都合よく丸めこんじゃうんですな。
多少の矛盾があっても、やり込められた事実があっても、テキパキと自分に都合よい方に現実を捻じ曲げてしまう。
多少やり込められても、その場で言い逃れて、取り繕うことができる。
頭がいい人ならでは。
でも、岡目八目というか何というか。
傍からみてると、分かるんですな。
その場は、やり込められる。ぐうの音も、出ない。
でも、何となく違和感が残る。
そして、翌日に思う。
あー。
頭はいいけど、ダメな人だね。
器の小さい、想像力の足りない人だね。
あんな風になりたくないな。って。
何度も書いてますが、頭がいい。頭の回転が速い。それだけじゃダメなのね。
尊敬されるか。軽蔑されるか。
頭の良さは、あまり関係ない。
あと、生真面目な人。
こんな人も、やたら人を見下したりするね。真面目でプライドの高い人。
で、頭のいい人。
真面目でプライドが高いからこそ、理不尽な言い分でやり込められた記憶が、積もり積もってるんだろうね。
理不尽な正論で、やり込められる悔しさ。
・・・
そうは言ってもな。
そんなに世の中そんな単純じゃねーんだよ。って。
正論で、世の中が変わるのかよ(怒)
お前がやれよ(怒)
みたいな。
自分より立場が上の人間にさんざん叩かれた、真面目でプライドの高い人間が、こんどは立ち場が下の人間に対して理不尽なことを言いまくる。
虐待の連鎖とかいいますが、それに近いよね。
ユダヤ教なんかは、目には目を。とか言うんでしたっけ。
そのリアクションが、自分より立場が下の人に、いっちゃうんだよなあ。 みつを
キリストだったら、右の頬をぶたれたら、左の頬を差し出せって。(難しいよね)
ブッダだったらば、恨みに恨みを以て返せば、その恨み止むことはない。だから、やめようよ。って。
数千年も前から、偉い人は正しいことを言ってたんだなあ。 みつを
ま、なんつーかね。
今日は金曜じゃないすか。
酒でも呑んで、風呂入って寝るかと。
以上。