2010年8月6日金曜日

しみじみアリエッティ

借り暮らしのアリエッティ。しみじみいい映画ですね。と5日経過して言ってる。余韻が深い。

宮崎駿さんの畳み込むような凄みは無いけれど、ジワジワ来ます。もう一度見たいと思える。うん。ジブリもしばらく安泰ではないか。良かった良かった。

リチャード・ギア「ハチ」見た

いい映画やんか。超一級というほどでもないけれど、動物好き(猫派犬派問わぬ)なら必見と言って過言ではなかろう。感動しました。

森功「同和と銀行 三菱東京UFJ 汚れ役の黒い回顧録」講談社

★★★★★☆:裏社会での人々の生き様

読了後唸ってしまいました。諸行無常。やはり組織が強い。どんなに強力でも、個人は最後に破れる。組織が勝つ。そんな感想を持ちました。シャバの善悪など相対的だ。政治家も警察も、もちろん経済家も金金金。でも、金なぞいくらあっても空しいものだ、と。とにかくこの世の中はドロドロの世界のようで。

単純な勧善懲悪でもなく、裏社会の出来事をおどろおどろしく語るだけでもありません。裏社会で大きな力を持った人間、そしてその人間に深く関わった人間たちの本性を見つめたルポ。傑作です。

養老孟司「かけがえのないもの」新潮文庫

★★★☆☆☆:これぞ養老節

分かりやすそうで実は難解といういつもの養老節です。やはり身体をベースに考えるべし!

2010年8月5日木曜日

「臨済録」岩波文庫

★★★☆☆☆:禅は面白い

修行僧に向かってクソ袋(身体)がずだ袋(生活用品入りの)ぶら下げてどこいくんじゃ、みたいなトーンです。無門関もそうですが、禅ちうのは面白い。いささか辟易するところもありますけどね。

2011/5/22後記)
今では何度も何度も読み返す、座右の書となってます。

有馬頼底「無の道を生きる ー 禅の辻説法」集英社新書

★★★☆☆☆

大人物だというのが伝わってきます。でも大物すぎるかも。

こういうのをみると(在日米軍)

そこまでやる?在日米軍、マンガで日米同盟PR

こんなページ見せられると、かえって日米同盟は日本のためじゃなくてアメリカの利益のためにあるんだなあ、という気がするのですが。

しかしまあ、殺人兵器として訓練されるアメリカマリーンの人々(搾取される方)も因果なもんです。どうもアメリカってのは困った国なんじゃないか。

2010年8月4日水曜日

武蔵関の三浦亭行った

過日、妻が武蔵関に用事があって、迎えに行くついでに家族で三浦亭に行きました。→公式ページ

カルチャーショック。レストランの概念が変わりました。これが職人シェフか!これまでの外食経験など吹っ飛びましたね。なんつーか気合いというか意気込みが違う。カウンター席から見えるキッチンが奇麗。シェフの段取りがいい。手際がいい。しかも美味い。



上から子供たちが頼んだオムライス、私のチキンハーブパン粉焼き、妻のハンバーグ。いずれも家庭とは一線を画すプロの味。明らかに違う。

ファミレスに行くと大抵思ってたんですよ。あ、これなら俺が作った方が美味い、と。そこまで行かなくても、ああ、なるほど。これなら俺にも作れるな、とか。

例えばハンバーグ。スーパーに行って国産の牛豚合挽き肉買って、普通のレシピ見て(+ナツメグ、黒コショウして)、普通に焼けば、ファミレスのよりよっぽど美味いハンバーグが作れる。2,3回やればほとんど誰もが。ウソじゃありません。

しかし、今日行った三浦亭。一口食べてこれはもうオレにはどうあがいても作れない、と悟りました。あんなに手際よく、無駄のない動きでササッと作ってるのに。いや、プロだからそうなんでしょうけど、何だか不思議だ。

とにかくいい経験しました。職人レストラン開眼。

2010年8月2日月曜日

町田宗鳳・上田紀行「「生きる力」としての仏教」PHP新書

★★★★☆☆:まあまあかな

最初、お?!これはイケてるか?なかなか力のある現代的な仏教書になりえてるか?と思ったのですが、中盤以降で少々白けました。言葉というか議論の流れが身内ウケっぽいというか。それから、既存の寺もボランティアかなんかで外に向かったらいい、という提言には浅薄なものを感じた。

「今生に、いかにいとをし、不便とおもふとも、存知のごとくたすけがたければ、この慈悲始終なし。しかれば、念仏まうすのみぞ、すえとをりたる大慈悲心にてさふらふべき」

と嘆異抄にありますが、普通の人は大抵凡夫であって、電車で自由に席を譲ることすらままならないわけです。疲れていれば座りたい。家も遠い。やや忸怩たる思いでうつむきながら、電車で座り続ける。善人になれぬ矮小な己という自覚から始まる仏教もある。そんなミミズのような自分でも、ほんの少しの仏性がある。阿弥陀様が照らす光に預かっている。あるいは無位の真人がいる。そこに救いがある。あっけらかんと善をなすような前向きな仏教からは私はケツをまくって逃げさせて頂きたい。

記憶はさだかではありませんが、道端で人助けをした弟子を破門した禅僧の話を聞いたことがある気がする。

私は善をなそうにもくだらないことで引っかかり、こだわり、悩んでしまい、速やかに善が行えない凡夫なもので、ボランティアしたらええ、などという話には到底乗れませんですわ。はい。

河合隼雄「物語と人間の科学」岩波書店

★★★★☆☆:興味深かったです

人間存在と物語との関係。おもろいですわ。

2010年8月1日日曜日

焼肉とか。

今妻が購入したアリエッティのサウンドトラックを聞いています。付録の小冊子がなかなか心憎い。妻も、最初はさっさとMP3に落として売るつもりだったようですが、今はずっと持ってようかしらと悩んでいる模様。

いい映画を見ると気分がよろしい。

ちょいとおごって焼肉です。オージービーフ、黒毛和牛少々、枝豆、トマト、キュウリ、ナス、もやし、ピーマン、エリンギ。オージービーフには叙々苑のタレを絡め、和牛は塩ダレで。外食したと思えば安い安い。


その他。

・お線香は気分が変わっていい。

・ふと自分の頭のにおいを嗅ぐと、数年前に死んだ飼い犬の臭いがした。しかも夏の犬。

・今日はまた一段と痒い。手も足も荒れてます。かゆみ止めを塗って辛抱。刺身は食べてない。気候が関係するのか。

線香買った

線香を買いました。夏の仏像にはお線香が似合います。

借りぐらしのアリエッティ見た

朝の映画館って手つかずな感じがイイです。

楽しみにしていたアリエッティを家族で見ました。

しみじみといい映画だ、という感想です。全編に流れる抒情がいい感じ。ゆったりと進む話ですが、最初から最後まで退屈しませんでした。次回作も期待できそうです。