2009年12月10日木曜日

「ローマ人の物語」一旦まとめ

★★★★★☆:歴史って面白い

現時点で文庫化されている「最後の努力」35巻まで読了しました。一旦おしまいとするのは、これ以降はローマ帝国がすっかり様変わりし、後は没落する一方だから、というのもあります。成功の追体験も失敗のそれも、興隆の原因も滅亡の原因も出尽くした。故にコンスタンティヌス帝以降は学ぶことはない、と言えなくはないからです。

実際、今私はハードカバーの「キリスト教の勝利」を読んでいるのですが、読み進めるにつれこれはもはやローマではない、という思いが膨らむばかりです。凡庸な専制君主の凡庸な統治。ユリアヌスは頑張った。でもダメだった。なぜこうなったという疑念もわきません。時代が違う。没落するばかりのローマ帝国。諸行無常

まあ、それはさておき、一旦「ローマ人の物語」のまとめです。とにかく我が人生にインパクトを与えずにはいられないシリーズでしたね。学んだことや感動したこと数しれず。やはり何より人材だということ。それから失敗した部下や敗者の処遇。英雄、リーダーとはどういうものか。

私はこれから何か意思決定が必要なときには、カエサルならどうしただろうか、とか、ティベリウスならどうしただろうとか、そんな思考実験をすることになるだろうという気がします。まあ、都会の片隅で生きる小さな存在ですけどね。気持ちくらい大きく持ってもばちは当たらないでしょう。われながら何とも単純だと思いますが、まあそれもまた良書から受ける影響です。

他にもいろいろ考えさせられます。またボチボチと感想を書いてみたいと思います。

2009年12月9日水曜日

バリー・リンドン見た

スタンリー・キューブリックは好きなんですが、恥ずかしながらこの映画のことは知りませんでした。こんなのあったんだ。三時間長ととても長いので、少しづつ一週間かけて見ました。

うん。傑作でしたね。いちいちカットの美しいこと。さすがキューブリック。細部の作り込みも非常にしっかりしていて、完璧という形容詞すら思い浮かびます。バリー・リンドンという稀有な人生を巡る叙事詩。フルメタルジャケットより優れていると思う。

しかし疲れました。長いからだけじゃない。何となく鬱々とした気分にさせる映画です。いい映画だけど有名じゃないのが分かる。見て元気が出る映画では、断じてない。むしろ見終わった後に誰得?という言葉すら思い浮かびます。傑作という表現と矛盾してるな。でも偽らざる感想です。

そういう意味では後期の黒澤明の映画を思い出させますね。非常に重厚な映画で確かに傑作だと思えるものの、見終わった後にどうしようもなく誰得感がわいてくる。

人生の虚しさ、やるせなさ、悲しみを、しみじみとたっぷりと味わいたい人にはいいかもしれません。でも、人は普通映画にそんなものを求めませんね。

2009年12月8日火曜日

「プライドと偏見」見た

キーラ・ナイトレイの出てるやつです。いい感じの恋愛物でした。テンポがよくて、いろいろ詰め込まれてるんだけど、それでも慌しい感じはありません。最後まで飽きずに楽しく見られる映画です。

見所は二つ。キーラ・ナイトレイのコケティッシュな演技と胸。いやあ、この子胸がないねえ。と妻に言うと「そうなのよねえ」とわりと上機嫌なんですな。何故だろうね。はは。

私は恋愛物は苦手なのですが(興味がない。すぐに飽きる)全く問題なし。妻なんかはこの映画を見て一週間くらいは機嫌がよかったです。夫婦円満に貢献するかもしれない映画です。

2009年12月6日日曜日

餃子、肉団子スープ

白菜とキャベツをひたすら刻みます。合わせて700gくらい。それから塩を二つまみほど振ってよく揉み、水を捨てます。

にんにく3かけ、しょうが1かけのすりおろしたもの、ナンプラー少々、酒、しょうゆ、それから肉を500g投入。しっかりこねます。

美味そう。

これはサントリー・オールド。景品のロック・グラスに惹かれて買いました。こういうオマケに弱いんですわ。

中身が余るのでスープに。チキンスープにスプーンでゆっくり投入。ゆるいタネですが、ちゃんと固まってくれます。

それから妻と共同でタネを包みます。これは妻が包んだ方。上手な方。

焼けるスピードより食べるスピードの方が早い。フライパンで二回焼くと、待ちが発生してしまいます。そのためフライパンと卓上鍋両方で一気に48個焼きます。

完成。

美味かった。

スープも。

以上です。