2010年8月29日日曜日

続:東芝dynabook mx 33 intel 80GB MLC SSD換装成功

先日衝動買いした東芝ノートに載せるため、IntelのSSD、SSDSA2MJ080G2C1(MLC 80GB)を買いました。約二万円でした。

超衝動買いです。前から気にはなっていたんですけど、先日物欲が爆発しました。起動が早いらしい。省電力性能は微妙。さほど変わらないとのこと。そんなにスゴいメリットはなさそうだなあ。

昔はHDDとノートの相性があってワリと稼働実績やサポートを気にしないといけなかったけど、最近はそうでもないらしい。SSDでもすんなり動くらしい。でも効果はそうでもないしなあ。

でも、気になるなあ。

うーん。と二週間ほど逡巡。

ふと、ある日突然。がっ。うがががっと物欲爆発。どどどどどっって感じで。

よし。買おう。失敗したら人柱だ。チキショーメ。妻の許可も得て、久しぶりの秋葉原へ。

価格.comで値段をチェックしたところ、80GBが19,800あたり、40GBが98、000あたりを底値としてわりと市場に出回っている模様。

よし。秋葉原だったら値段にさほど差はないな。大手量販店だったら二割~増し。それ以内は誤差の範囲よ。適当に入った店で買ってみるか。

お茶の水からテクテク秋葉原へ。JRの130円をケチったの。暑かったけれど、お茶の水から秋葉原へ歩くのももう何年ぶりか。と言っても昔は秋葉原からお茶の水に歩いて神田神保町でお茶を飲むのが定番だったけれど。懐かしい、懐かしい。夏に秋葉原を歩く。

ひっさしぶりの秋葉原。何だか若い女の子が多くて(昔の秋葉原と比較)違和感。あと高齢化を感じましたね。オッサン多い。昔は秋葉原にいるオッサンって何か一味違うぜって感じだったけど、今は普通のオッサンが秋葉原を闊歩してるって感じ。ってオレもオッサンやんか。ああ。そういうことか。

最初に入ったのはFaithでした。一万ちょい。どうかな。こんなものかな。

念のため店員さんにノートのHDDを換装しようと思ってるんですけど、どうですかねえ。やっぱ相性はシビアですか。

「情報がありませんね。うちで扱ってるホワイトボックス系のノート、PCなら動くと断言できますけどね。メーカーのノートはちょっと・・・返品もできませんし、正直おすすめしません。止めた方がいい」。けんもほろろの様子。言ってることはマトモだけど、なんかムカつきました。

そうかね。でもまあ、買ってみたいんだけどな。とうろつくも「おすすめしない」とまで言われたらこの店で買うのがアホらしい。

迷って迷って次にドスパラです。

しかしまあ、秋葉原のパーツ扱い店は敷居が高いですねえ。相当勉強しないと店員と対等に話せない感じ。その辺が悔しくて、楽しい。お。Faithより数百円安いぞ。これは。と物欲をそそられました。うーん。どうしよう。しばらくウロウロしていたら、フリーの店員さんを発見。SSDどうですかね。東芝ノートで換装考えてるんですけど。

「上手く換装できないことはありますよ。ダメでも返品効きませんよ」

Faithよりも若干親身な感じでした。

ダメなケースっていうと?

「コネクターの形状が違うとダメですねえ」

SATAなら大丈夫?

「SATAでもネットブックとか、特殊な方法で格納してたりして、そもそもハード的に入らない可能性も」

普通のノートPCなら大丈夫?(Dynabook MXって普通なのかな?と思いつつ)

「いやあ、何ともそこは」

うん。東芝を信じよう。世界のノートPC。店員さんと会話して、数分後。SSDを購入致しました。二万円。やっちゃったよ。あーあ。参ったなあ。楽しみ半分、不安半分、Faith店員の言った通りダメだったらどうしよう。チクショー。上手くいって欲しいなあ。でも上手く言っても、メチャクチャ効果あるわけじゃないんだよなあ。あーあ。軽く胃が痛いなあなどと思いつつ足早にわが家へ。何だか楽しいんだかツラいんだか分からんよ。マジで。

で、ご開帳。

ああ。どうしてだか、やっちゃった感が漂うよ。どうして?ママン。ボクに理由を教えてよ。ボク、間違ったのかしら。ママン。

気を取り直し、ひっくり返して目に止まったネジを開けてみたらそこはメモリゾーン。ママンここは違うよ。

うぬ。HDDはあの奥に違いない。しかし、目の前に立ちはだかる謎のネジ穴。なんじゃこりゃー!!!

二万円を無駄にしてなるものか。冷や汗をダラダラ流しながらプラス/マイナスドライバーでこじ開けようとした(ダメ!絶対!ネジ穴が潰れちゃう!)のは内緒だ。

冷や汗をぶわーぶわーかきながら調べたところこれはトルクネジなるものらしい。T6が入るらしい。

冷や汗を流しならホームセンターへ。衝動買いの後始末は恐ろしい。

上の写真では購入済ですが、購入までには一波乱(でもないけど)。欲しいのはT6なんだけど、売ってあるのは最小でも10T。ああ。そういうことか。ホームピックでは扱ってないのか。大工用具売り場でうーろうろ。あ!発見ぼくの町。何気に一本売りコーナー見ていたら、トルクドライバ6Tがありましたよ。ということで買ってきたのが上の写真。いやあ、嬉しかったですね。

さっそく帰って、これは見事に取り外しました。

ヤローめ。HDD。さらにネジを取り外し、取り出しました。ありがとうありがとう。短い間でしたが、大変お世話になりました

あっさりSATA SSD装着。隙間があったので、プラスチックを適当に詰めました。コネクタのインターフェースは一緒でしたね。ありがとうありがとう。

※後日気がついたのですが、上の写真はHDDのマウンターなしで生でつっこんであります。どうりで隙間があるわけだよ。気がついたのは導入二日後。あわててHDDのマウンタを取り外してSSDを装着し、入れなおしました。やっぱり精神状態がおかしかったらしい。

んでもってUbuntu再インストール。最初「No Operating System found」というメッセージが出て、わかってるよ。だから外付けドライブからインストーラ読み込めよ。2,3回電源ON/OFFしたらなぜかインストーラ起動。後は全く問題なく導入成功でした。

いやあ、金を出した甲斐はあったと言っておきます。

起動時間が少なくとも2/3。すなわち、前が30秒程度。今は20秒弱。ちゃんと測ってないけれど。でも、明らかに体感上のスピードは違う。まあ、これはこれでいいかな。こういうもんで。というレベルで満足。※後日測ったらこの通りでした。17,8秒で起動(同ハイバネ復帰)。この差はワリと大きいです。電源を入れるのにためらわなくなった。ハイバネに入る時間も同程度縮まりましたね。

あと、意外と通常操作の体感スピードが上がりましたねえ。やはりノートのボトルネックはHDDにあったのか。若干だけどキビキビ動く印象があります。

消費電力は微減。スクリプトで残容量見ていたので数値化して把握してましたから。少しだけエコ効果ありということは分かりました。すなわち、逆にノート用ディスクの省電力は侮れない。SSDの方が少し上手ですけどね。

熱はね。わりと熱い。思ったより冷えないじゃんというより、HDDよりは熱くないかもしれないけど、結構熱いよね。って感じ。

ま、とにかく成功してよかった。よかった。30秒だったUbuntu起動時間が17、8秒、消費電力の向上が数%~10%の向上。侮れません。かなり快適ですよ。総合得点は80点。これはアリでしょう。

一度SSD使ったらHDDに戻れない!とか言いますけど、逆に言えばSSDを知らなければHDDで充分。確かにHDDには戻れない。でもSDDのメリットってどうなの?とか考えたり考えなかったり、というところでせうか。

ま、とにかく楽しかった!(これは本当)、買ってよかった!(のかな?)

成功確実ならお勧めです。今より、良くなる。それは間違いない。でもダメだった場合のリスクを考えると、Ubuntuで30秒じゃダメなわけ?という問いに答えられないのよ。WebでおのれのPCでの換装成功レポートを発見して、小遣いに余裕もあるし、そろそろかなあ、と思ってたら文句なしGO。実績見当たらずでどうかなあ、だったら人柱覚悟で。って感じでしょうか。

2012/2/5後記) 1,2年で壊れました。まだまだSSDは未熟だという印象。

3 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

dynabook mx33 のHDDが壊れたのでメーカー修理に問い合わせたらHDDだけで2万円と言われました。。ここでSSD換装に成功したと聞き、修理はやめてそのうちSSDがもう少し安くなったら試してみようかと思います。

akagi さんのコメント...

SSDはその後も順調です。

あまり無責任なことは言えませんが(いわゆる自己責任の作業です)、さほど難しい作業ではないのでは、と思います。

momo さんのコメント...

すみません、私も同じPCなのですが、HDDのために不調です。SSDへの換装を考えているのですが、バックアップとリカバリの仕方を御教え願えないでしょうか?よろしくお願いします。