しつこいですが、このネタで。
いろいろ「人を馬鹿にしたい人たち」のことを考えてきたとき、前提としていたのが「人が人を馬鹿にするには、何か理由があるに違いない」という仮定だったわけですな。
「強い自信がないから、人を馬鹿にして威張るんじゃないか」とか「ナルシスムを満たす手段なのではないか」とかね。
しかし、どうも違うんじゃないかな。という気が、最近はしてきました。
簡単に人を馬鹿にする人たちを観察していると、何のためらいも感じられない。人を馬鹿にした後で自己満足に浸っているとか、そんなストーリーがあるわけでもない。
何というか、息でもするように、自然に人を馬鹿にするんですな。
「悪いことをしている」 という意識がない。
ちょっとしたことで馬鹿にする。必要もないのに、馬鹿にする。何かのついでに、ふと馬鹿にする。
人を馬鹿にすることが、その人の一部になっている。
いいとか、悪いとか、そういうレベルの話じゃないんですな。
そう考えると、どうも平気で人を馬鹿にする人たちってのは、わたしには理解できない人なんじゃないかな。と、その辺で割り切ってもよい気がしてきた昨今なのです。
平気で人の気持ちを馬鹿にする人たちがいたとして、その心情を理解してもしょうがないよな、と。
ま、少なくとも、多少馬鹿にされたとしても、善意で、前向きに生きていきたいと思いますね。
これもまた、修行なのである。
以上。