まずは以下のエラー。
/HelloWorld.jsp TLDによると、タグ url の属性 var は無効です
以下のタグで出ています。
<s:url var="XXX" action="XXXXXXX">
リファレンスを見ると、id はdeprecated なので var を使えと書いてありました。deprecated ったって var が使えないんだったらしょうがないわけで、逆にvar ではなく id を使ったら動きました。struts-2.0.11.2(GA版)の標準機能をdeprecatedとして、存在しない機能を推奨しているとは、Tutorial と ドキュメントがずいぶん先走っているようです。
しかし、JavaScriptやCSSで多用する id 属性は確かに使いたくないですね。
途中で com.opensymphony.xwork2.ActionSupport のソースが読みたくなって探して見たのですが、、xwork-2.0.5.jar のソースが見当たりません。
http://www.opensymphony.com/xwork/download.action
Internet Archive で過去を辿っても 2.0.5 が公式にリリースされた形式がありません。(正直結構嫌気がさしました)
ということで2.0.11.2の検証を中止し、ベータの2.1.2で検証を続けることに。
これまで作ったWebプロジェクトのjarのみを入れ替えてすんなり行くかと思ったら、Tomcat起動時に以下のエラーが出てダメでした
Unable to load configuration. - bean - jar:file:/C:.../workspace/.metadata/.plugins/org.eclipse.wst.server.core/tmp0/webapps/Struts2Tutorial/WEB-INF/lib/struts2-core-2.1.2.jar!/struts-default.xml:46:178
Tomcat(あるいはEclipse)にゴミが残っているのではないかと思ってプロジェクトを削除/新規作成してもダメ。
調べてみるとException in struts2 server startupのページがヒット。ガイド通りにcommons-fileupload-1.2.1.jarをWEB-INF/lib追加したら解決しました。
次は <s:include> で日本語を含むファイルのincludeに失敗。チュートリアルでは当然英語なんですが、ためしに日本語入れてみたら見事に文字化けです。pageEncoding とかContentType とか設定してもダメ。日本語が消えたり、化けたりする事態は変わりません。
<jsp:include>では化けないので <s:include> に問題ないかいろいろ調べてみました。しかしWebには有用な情報はありません。(過去に8Kを超えるDBCSテキストで文字化けが発生するというバグはあったそうですが、今回の事象とは関係ありません)
ステップ実行などでソースを追ってみると、 org.apache.struts2.components.Include#getEncoding() でUTF-8でエンコードしているのが化けた原因であると判明。JavaDocによるとstruts.propertiesに指定する'struts.i18n.encoding'を見ているとのこと(基本ですかね。私としてはTutorialに一言欲しいところです)。ここで'Windows-31J'を指定すればよさそうなことが分かりました。どうやらstruts.xmlで指定できそうです。(参考)[Struts2] struts.propertiesが不要に
以下をstruts.xmlに追加すると、
<constant name="struts.locale" value="ja_JP" /><!-- ← 恐らく不要だがついでに -->
<constant name="struts.i18n.encoding" value="Windows-31J" />
<s:include>タグの文字化けは無事解消しました。
今日はここまで。