いやあ、良かった。この映画。
見終わった後、しばらく立ちあがれませんでした。
何故かひん死の老人として誕生し、徐々に若がえって行く男の話。これだけ聞くと、誰得?(んなもん誰が得するんじゃ)なストーリーですが、これがしみじみ感動するんですわ。
人生とはあらゆるものを失っていくプロセスなワケですよ。その悲しみを「徐々に若返っていく男」を軸にして、深く味わって行く映画とでも申しましょうか。
原作は「グレート・ギャツビー」のフィッツジェラルド。人生における喪失と、老いて、死んでいく人間へのいつくしみが漂う映画でした。
うーん。良かった。こんな良質の感動を得た映画は最近見当たりませぬ。
あと、これは全然映画とは関係ないけど、ブラッドピットのダンガリーシャツの着こなしがメチャクチャかっこいいやんけ、と思いましたね。
2 件のコメント:
いい映画なんですね~。
僕は予告だけ見て「なんや、それ?」と
思ってしまったので、まだ観たこと
ありません・・・。(苦笑)
ブラピの着こなしも含め
チェックしてみようと思いました!
あらすじ聞くとまさに「なんや、それ?」ですよね。でも、案外というか、かなりいい映画でした。
ストレートに言って「若造には分からん映画」だと思います。しんみりと見られるのは、われわれの世代からではないでしょうか。
テンポもゆったりしていて、まったり見られます。長い映画なので、ウチは4日間かけて見ました。
> ブラピの着こなし
念のため補足で。
感想にはああ書きましたが「デニムどや!ゴーマルソン♪や!(古!)」という感じではありません。
若さと美しさの絶頂から徐々に老いていくケイト・ブランシェットと、老いさばらえた姿から徐々に若返るブラピという対比を通じて「ブラピカッコええなあ」という見せ方がされていたので、着こなしを見せる、という感じではありませんでした。
青~壮年期のブラピから「この男にデニムが似合わなくてどうするんじゃあ!!」みたいな雰囲気がさりげなく伝わってくる感じですか(微妙な表現ですが・・・)。
それはさておき、とにかく、かなりいい映画だったと思いました。
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