「Springを使うと、たかだかcreateとdeleteのためにあわせて20個以上のファイルを変更しなければならないんでしょ?何がうれしいの?」
正しいご指摘です。
確かにcreateもdeleteも極端を言えばServletひとつで出来てしまいます。単純に比較するとSpring上で開発する方が作業量が多い。
しかしながら実際に作業して頂けると分かると思うのですが、ServletやBeanでゴリゴリコーディングするよりも、開発の負担はかなり軽いように見えました。
「本当?わざわざ体力かけて勉強したから負け惜しみ言ってるんじゃないの?それとも勉強した成果がもったいないから無意識にSpringをかばってる?」
もちろん初期の学習体力はそれなりにかかります。それを乗り越えるとSpringが非常に風通しのよいフレームワークであることが分かります。
やはり各コンポーネントがきれいにオブジェクト指向的に分かれているのが大きいです。その結果、
- DB系(ProductDAOとその実装)
- ロジック系(ProductManagerとその実装)
- Bean系
- コントローラとJSPの描画系(特にtaglibですね)
- MVCを関連付けるXML設定ファイル(ここも学習が必要です)
上記それぞれを独立して考えることが可能です。つまり、コンポーネントごとの関係とか副作用を机上で検討する必要がありません。また、JUnitで個々のコンポーネントをテストすることもできます。大規模なプロジェクトでも安心して開発できるデザインと言えます。
実際、Springのお作法が分かってからはほとんど悩むことがなく、サクサクと開発できました。
本当によく出来たフレームワークだと思います。
(喧伝されすぎてるなあ、というのはありますけどね)
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