2008年8月4日月曜日

GPL・・・

GPLというソフトウェアのライセンスがあります。
このページを見るような方であれば名前くらいはご存知かと思います。私も厳密には理解していないと思うのですが、大体以下のような特徴を持つライセンスです。

(1)著作権は書いた人にある
(2)GPLのソースコードは変更が自由である
(3)GPLは継承されなければならない
(4)GPLのライセンスを含むソースコード・ライブラリを含むアプリケーションのソースコードは無償で公開されなければならない

この(4)の制限が強烈です。

GPLとは言わば「ソースコード公開原理主義」です。GPLはソフトウェアの対価として金銭を受け取ることを認めてはいるものの、商用ソフトウェアでは事実上GPLのライブラリやソースを利用できないことになります。

結構厄介なもので、ちょっと気の効いた、自分では作るのがちょっと難しいようなライブラリがGPLだと、困ったことになります。GPLを含めるわけにはいかないので、既に優れた実装が存在するものをわざわざ0から自分で作る羽目になるのです。これはかなりの「しょうがねーなー」感があります。

LGPLやMITライセンスやApacheライセンスなど、もう少し利用しやすいライセンスが流行るのが当たり前だと思います。

学生の頃は「GPLいいじゃん」などと思っていたのですが、最近では「GPL困ったもんだね」派に傾いています。何につけても原理主義というのはよろしくないと思います。

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