2009年1月7日水曜日

特定保健用食品(いわゆるトクホ)とか

健康エ○ナ(一応伏せ字)が実家から送られてきました。

食用油脂の価値については妻に洗脳されています。化学処理した脂が体にいいわけないよな、というのが最初の印象。でもまあせっかくだし使ってみるか。でもその前にWebで評判をチェックしておこう。

で、いろいろ見て残った印象は以下の二つでした。

・体によい根拠としている実験は疑わしい(意見)

・健○エコナにはトランス脂肪酸(発がん性を疑われる物質)が相対的に多く含まれる(事実)

はい。廃棄決定。まあ、さほど神経質になるレベルではないと思うんですけどね。体に脂肪がつきにくくても(疑惑あり)発がん性が相対的に高い(事実)んじゃね。しかも「健康」ってどうよ。実家にも「まああんまり気にするほどのことでもないと思うけど、敢えて使わない方がいいよ」とタレコミ。

調子にのってビオ○についても調べてみました。「弱酸性だから」「ビ○レママになろう」というキャッチフレーズのあれです。調査結果。化学処理していない石鹸の方が環境にも良く、体に優しい、との印象を得ました。皮膚科の医者からも石鹸を薦められる(妻談)という事実もそれを補強しているようです。まあ現段階では妥当な認識なのでしょう。蛇足ですがどちらも同じ会社さんが作ってます。一部で悪評高いメリ○トシャンプーも同様ですね。

中には面白い意見もありました。

曰く「化学的に加工する製品の方が、加工しない製品よりも優れている。なぜなら、安価で品質が一定のものが大量に作れるから」。

論理的には受け入れがたい意見ですが(だからといって毒性を含む製品を作ってもダメでしょうに)、この人の気持ちは分かるような気がしました。つまり何というか、実際そういうモノが売れてるし、疑問を持たずに使っている人も多い。喜んで使っている人だっているでしょう。マーケットもあるし働いている人もいる。スーパーに並んでる菓子を見ればマーガリン・ショートニング(トランス脂肪酸を多く含むため欧米では使用が規制されているらしい)を含まないものを探す方が大変。今さらそんなに敵視しなくてもいいじゃないか。

精製加工油脂の使用について日本人は量を取らないから問題ないだろうという意見も、私には同類に思えます。「まあそのあたりのことはかまへんやないか」の思想ですね。人によって許容範囲も違いますし、いろんな判断があっていいと思います。

しかし「健康」だとか「弱酸性だから」というキャッチフレーズには違和感がありますね。マーケティングって何?

いろんな意見や好み、重視するポイントがあるのはそれはそれでいいのですが、気がつくと身の回りには有害な製品ばかり。知らないうちにそんなものばかり選び(選ばされ)続けていた、そんな事実に後から気がつくようなことは避けたいと思います。

以上
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