2009年4月14日火曜日

われはなぜb-mobile3gを選択せしか(まだ買ってないけど)

そろそろモバイル環境が欲しいな、と思っていたのでいろいろ悩んでみました。結論はb-mobile3g。まさに紆余曲折の果ての決断でした。

以下は思考プロセスをメモしたものです。

選択肢は以下の三つ。(金額やサービス内容は当ブログ投稿時のもの)

(1)b-mobile 3G
3万円後半のデータ通信機器を購入すれば150時間インターネットにアクセス可能。その他費用一切なし。

(2)EMチャージ
データ通信機器を購入して(チャージサービスあり)、都度チャージして使う。
パケットベースの課金プランと、1時間、1日、7日、30日の定額プランがある。
チャージは90日で無効化される。90日に最低一回は入金が必要(2000円単位)。

(3)EMOBILE スーパーライトデータプラン
データ通信機器を購入して、月最低1,000円、最大4980円を支払って使い放題。

ビミョー。金縛りにあいそうなほど選べない選択肢群です。しかも決して安い買い物ではありません。想定する利用方法によって金額が全く違ってきます。

で、考えてみました。いや、久しぶりに悩みましたね。

まずは私が想定する使い方例です。
A. メール
B. ブログの更新/参照 (頻繁じゃないけどね)
C. (できれば)asahi.comやnikkei.co.jpその他の巡回
D. 調査(ソフトウェアのエラーとかコーディングとか)

以下、各選択肢の評価を並べてみます。

【評価】

(1)B-mobile 3G
この商品はやはり 4.4円/1分 という仕組みが評価ポイントでしょう。それからDocomo FOMAベースという通信品質には信頼感があります。ただし地方への出張や旅行先での利用がなければあまりメリットではありません。

メールチェックで数分、Webブラウジングも工夫して、ダウンロードしてはオフラインにして、リンクをクリックする時にまたオンラインにして・・・という使い方が考えられます。報告書を作成してメール送信。あるいはブログの記事を書き溜めておき十分に推敲した上で投稿。このような使い方であれば、月に10時間で15ヵ月持たせることは十分可能でしょう。15か月持たせることができれば一ヶ月で2,700円(通信機器37,000円で購入、16ヶ月もたせたとすると2,313円)という計算になります。使い方次第では定額プランよりもずっと安い価格で抑えることが分かります。

私の利用方法でいえば、A、Bを十分カバーしてくれますし、Cについてもたまに利用するくらいならイケると思います。しかしDがちょっと厳しいか。調査対象と目標とスコープが明確であれば問題はないでしょうが、なかなかすべての調査がそうとも限りません。時間を気にせずに調べ物をするにはこのプランではいささか不安があります。

(2)EMチャージ
これがややこしい。以下のような料金体系です。

パケット課金 : 63円/1MB
定額 : 315円/1時間、630円/1日、2,205円/7日、5,250円/30日

他に90日に一度2,000円をチャージする必要があります。一月あたり700円。無料チャージ付きの基本料と解釈してよいでしょう。

イニシャルコストとして通信機器代がかかります。チャージサービスもありますが面倒くさいので無視することにします。

この料金体系、いくつかのトラップがあります。

■(大)いわゆるパケ死の可能性あり
パケット課金がデフォルトです。63円/1MBという価格設定は、テキストメールのダウンロード程度であれば問題ありませんが、Webブラウジングをするにはかなり心もとない。ページによっては数画面参照しただけで63円が軽く飛ぶと思います。もちろんYoutube、ニコ動はもってのほか。
デフォルトを「現在の契約の継続」とすることもできます。つまり最初に定額制にしておいてデフォルト「その継続」として定額制がずっと続くことを期待するわけです。しかしこれにもトラップがあります。現在の契約を更新するのに十分な残金がないと(例:30日定額で自動更新設定。残金5,249円以下)自動的に定額プランに移行しようとするも失敗、そのままパケ課金に移行してしまうようです。自動入金オプションは定額モードでの自動更新時は失敗して、パケ課金に移行してから効いてくるという恐るべき仕様(いや、パケ死狙ってるとしか)。常に課金モードをチェックする必要があります。

■(中)63円/1MB を侮るべからず
最低課金が63円というのも要注意です。メール受信して切断してメール返信で126円。決して安くはありません。w3mlynxを使ってパケ代を節約するという手もありますが、とにかく一回でもつなげると63円かかるというのは重要なポイントです。

■(小)Windows update、ウィルスパターンファイルアップデート、その他プログラム自動アップデートをオフっておく必要があります。細かいことですが面倒くさい。

(3)EMOBILE スーパーライトデータプラン
これは比較的分かりやすい。最低1,000円、最大でも5,000円程度の使い放題。注意点があるとれば、ほとんど使わない限りあっという間に上限の5,000円に至ってしまうこと。つまり、数ヶ月間まったく使わないことがよくあるが、たまに滅茶苦茶に使う月がある、という特異なライフ(仕事)スタイルを持つ方を除けば事実上5,000円定額プランと考えた方がよいです。

【結論】

最初に候補から外れるのは

(3)EMOBILE スーパーライトデータプラン

です。やっぱ高い。ほぼ毎月5,000円かかるというプランは厳しい。私はリッチコンテンツのヘビーユーザーではないので、このプランはオーバースペックです。使い放題は魅力ですが、高過ぎる。最初に選択肢から外れます。

難しいのは次の二つ、どちらにするか。

(1)b-mobile 3G
時折メールチェックしてついでにasahi.comなどメジャーなニュース記事でも軽くブラウズして、という使い方なら最適でしょう。でも外出先でしっかり調べ物をする必要が出て、数時間つなげることになるとヤバイです。

でもそんな必要がどれほどあるのか。想定できるのは致命的な障害が発生して客先で缶詰状態にされたとか、そんな事態ですね。まあそんな障害はあまりしょっちゅう発生するものではありません(切にそう願いたい)。例えそうなったとしても((;゚Д゚))ガクブルマメに切断すれば通信時間も節約できる。

しかし初期投資が高いのは気になります。EMチャージなら最初に1万円(D11LCアウトレットを想定)。しかも5,000の無料チャージがついて来る。一方こちらは初期投資で4万弱です。キャッシュの出方だけ見ても4倍近く違う。無料チャージ分を考慮に入れるともう少し違ってくる。

もう一つ、150時間/16ヶ月の接続時間を使いこなせるのか?という疑問も出てきます。一ヶ月に9時間。一日メールチェックで5分使ったとして20営業日で100分。残りは7時間30分です。そりゃあ漫然とつなげていればあっという間に時間は過ぎる。でも仮にも業務時間中ですから、2chまとめサイト眺めて1時間っていうのはあんまりです。正当な業務でまっとうに消費したい。となると、実は接続時間はもっと短くていいんじゃないか、もっと短くてもいいものに、こんなに初期投資していいものか、と思えるのも事実。つまり初期投資が高かったことを後から後悔したくないな、という抑止力は働いてしまいます。

(2)EMチャージ
最低料金が63円というパケ課金が問題です。メールを1日2回チェックするのは最低ラインですが、これで126円かかってしまう(われながらセコイ話だな。でも切実)。しかも返信するためにつなげただけでさらに63円。一日二回つなげるとして1か月(20営業日換算)で約2400円。これだったらb-mobile3gの方が割安です(37,000÷16ヶ月)。じゃあ1時間定額にしたらどうなるかと言えば315円×20営業日で6,300円。これはありえない。

ゆえにEMチャージなら週にきっかり1日だけ時間定額で使う、というのが理想となります。そうすれば1,200~1,500円程度。メールチェックは行わない。しかしこれはこれでキツい。

EMチャージは、本当に「稀に(一週間に一回とか)」しか使わないのであれば安くつきます。しかし(WEBはさほど見ないかもしれないが)最低でも一日一度はメールチェックするとなれば、もうb-mobileの提案する価格帯を軽く越える可能性が高いです。

例えば2日に3回メールチェックするとしましょう。すると最低でも二日で183円かかるわけです。20営業日として1,830円。それから一時間定額を2回使ったとして2,460円。この場合b-mobileを16ヶ月もたせたほうが(2,314円)割安になります。実際使える時間もb-mobileの方がずっと長い。

結論。ちまちま、細々使うならb-mobile。まったく使わない/爆発的に使うという日がはっきりしているならEmobile。

私はb-mobile 3gを選びます。

こんだけ体力使ったのでせめて一言いわせてください。「やれやれ・・・( ´дゝ`)ヤッテラレネー」

・・・もう二言三言。

30も半ばを超えれば病死のリスクもバカにならんわけで、そんな状況でどれほどのリスクにかまけてるかこのバカチンが!!!くらい言ってもいいかも。
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