2009年4月22日水曜日

司法は信用できないのかも

民主党小沢代表秘書の逮捕のニュースを聞いて以来、どうも日本の司法が怪しいような気がしてなりません。って遅かりし?あまりにナイーブだった?>自分

その他 参考記事)

堀江貴文氏の逮捕後初の会見

植草一秀ブログ

裁判員をバカにしてませんか(1/4)

特にホリエモン逮捕。私も当初は以下のようなストーリーでとらえていました。

→ ネットバブルに乗じて成り上がり最終的にはマネーゲームで金を儲けることに走った拝金主義の若者の逮捕。

何となく胡散臭い(見せしめ?庶民のルサンチマンを官憲が利用して出る杭を打った?単なる大向こう受けを狙った?)とは思いつつも、まあ逮捕も仕方がないかな、と考えていました。

しかし、ホリエモンのインタビューを見る限り若さ、ナイーブさ(拝金主義を未だに正当化している。いまさら別にどうでもええよ。出る杭は打たれる、といまさらしみじみ振り返っている)があるのはさておいて、やっばりそれほどの悪事はやってないんじゃないか。むしろ詐欺的だったのは宮内のほうじゃないかな。という印象を受けました。すなわちホリエモン逮捕はやはり社会の流れに乗じた司法のパフォーマンスであり、その標的にされたホリエモン、という構図が透けて見えた気がしました。

小沢秘書も植草一秀も、大衆受け(むしろ政治家受けか)を狙ってる逮捕という側面があるように思えて仕方がありません。

いずれにせよ怖いのは、解釈の余地のある法が、司法によって柔軟に解釈され、別の理由(大向こう受けするから、ある有力者がウザがってるから)で逮捕され、マスコミも単純な図式で悪玉論を発表し、何となく世間的にも「悪い」という印象が浸透してしまうという事実です。

このように一度警察や司法を疑いだすと、非常にこの国の居心地が悪くなります。有名人である、とかあるいは「普段有力者に文句を言っている」とかいう理由で些細な法律に抵触する行為をあげつらわれ、マスコミぐるみで一方的に悪人にされることもある(※)ってことですよね。まあ、100%そうかは分かんないですけど。

※ こういう構造って会社でもありませんか?リストラとかね。だからこそ官憲がこのように動いても不思議じゃない気がします。

政治的な要素はありませんが、京都舞鶴で起こった殺人事件。これも今のところ状況証拠だけですよね。それとも物証を上げる自信があるのだろうか。どうも怪しい(警察が)。いや、もちろん分からないですよ。本当のところは。千葉の事件では最初は「怪しい(警察が)」と言われていましたが、どうやら真犯人だったらしいですし(あの事件では目撃者もいたそうなので事情は違うと思いますが)。

少なくともこういう「犯人探し」活動について私は大衆を信用する気にはなれません。世間は自分と違うものをパージしたがりますし、犯人を早く見つけて安心したがる。疑わしきは罰せずという世論が形成されるなど、あまり期待できない気がします。

そうなってくるとこれって北朝鮮?って気すらしてきます。あっちは「国家」、こっちは「世間」「大衆」「上流階級のお仲間」「政治家」という違いだけで、やっていることは変わらないんじゃないか。

まあ、北朝鮮に比べれば比較的自由にやっていけるのは間違いはないわけで、あんまり極端なことを言うのもオカシイとは思います。しかし(強迫観念かもしれませんが)私にとって怖るべきは大衆+マスコミによる思考停止です。やっぱり私は集団(=自分が属する組織を「ウチ」と思っている個人の集まり)を信用することはできない。官憲、司法、会社、チーム、それを代弁しようとする人にはまず疑念を持ってしまう。こんな私に誰がした。そりゃ集団ですがな。個人的にはある意味で悪循環の状況に陥っているのかもしれませんが、やはり「何が正しか」を考えないと私は納得できないのです。因果なものです。疑心暗鬼にはなりたくないですが。

以上。
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