ええと、リンクは張りませんが、ここ数か月でインターネットのコンテンツはくだらないとか失言(?)している記事を、商業サイトで複数見かけたので書いてみます。
いわくプロのコンテンツに比べればゴミだ、とか海外のインターネットの利用方法に比べると日本のインターネットはレベルが低いとか。
まあ分からないではありません。インターネットにはくだらない情報が多いというのは事実だと思う。そりゃ参入障壁が極めて低いわけだから情報のレベルが低くなるのは当たり前でしょう。誰にだってインターネットで情報を発信することはできますからね。
でも、だからと言ってインターネット上の情報はゴミだなどと簡単に言ってはいかんと思いますね。結局それは安直な決め付け=思考停止に過ぎないと思う。
それにくだらないと思ったら見るのをよせばいい。自分で素晴らしく有益なコンテンツを生み出せばいい。
脇から「くっだらない」などと言ってるだけではしょうがない。イチローがヒットを打たなかったとケチをつける居酒屋のオヤジと同じじゃなかろうか。
それから思うに、インターネットで情報を発信している人って、やっぱり誰かに話を聞いて欲しい人だと思うんです。その動機は様々だと思います。ウケたい。笑いを取りたい。注目を浴びたい。何かを表現したい。あるいはこんなイヤなこと(楽しいこと)があった聞いてくれとかとか。
それを考えると、安易に「ばーか」とは言えない。確かにくだらない情報かもしれない。でもその情報を発信した人は、純粋に、真摯に、ただ誰かに聞いてほしいと思っているのかもしれない。どこかで人とつながっていたいという渇望があるのかもしれない。何かを訴えて、共感してほしいと思っているのかもしれない。
もちろんいちいちそんな気持ちに応えてあげるわけにはいきません。でも少なくとも、何かを語りかけている人に大上段から「ゴミだ」と切り捨てるのは間違っている。そんな気がします。
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