2009年10月27日火曜日

酒との付き合い

どこかのサイトで、休肝日を作れないあなたは既にアルコール依存症である。なんとなれば飲酒がコントロール不能になっているから。とあって非常に耳が痛いです。というか言い得て妙。確かに酒の我慢が出来ないとすれば、もうその人は立派なアルコール常習者と呼んでいい気がします。

酒というのは明らかにかなりの中毒性を持つドラッグだと思います。実感として。呑みすぎた時のダメージもすさまじい。急性中毒で死ぬ人もいますしね。アルコールは、呑み過ぎると文字通り毒となる。でも上手くつきあえばストレス解消のクスリにもなる。微妙なバランスが必要です。

と少し反省しておいて。

最近、酒とのお付き合いが少し変わってきました。以前はいかに安く、美味く呑むかがテーマだったのですが、最近はいかにほどほどに楽しむか、という課題になってきました。

きっかけは二つありまして、ひとつめは先月末に体を壊したこと。やはり呑み過ぎるとしんどい、ということを実感しました。まあ当たり前なんですけどね。どうしてこんな当たり前のことに今まで気がつかなかったのか。あたしゃアホか。いやいや。それが人間ですよ。分かっちゃいるけどやめられない。

それからふたつめ。この間ブレードランナー見たんですが、その中でハリソン・フォードがウィスキーをチビチビ飲むシーンがあって、それがカッコよかったんです。ただ少しずつ飲んでるだけなんですけどね。さすが一流の俳優。なぜかカッコイイ。私もこんな風に酒を飲みたい。で、ウィスキーを買ってきて、ハリソン・フォードはストレートでしたが私は濃いめの水割り作ってチビチビすすってみたら、これが結構理に適ったウィスキーの飲み方だということが分かりました。

どうやら酔っ払うための飲み方ではありません。むしろウィスキーを味わうという感じ。濃いウィスキーはぐひぐび飲むには強すぎます。だからといって薄くすると味が分からないし、ぐびぐび飲むのもなんだか不粋な気がする。というわけで、濃いのをチビチビと啜る。するとなかなか酔いが回らない。というかさほど酒量が進まない。徐々にアルコールを吸収しているな、という感覚はあるのですが、それがダイレクトに酔いにつながってる気がしない。濃いウィスキーをがガブガブ飲んだら後でとんでもないことになる。それもまた強い抑止力になるようです。

酔っ払いカッコ悪い、というのが実は欧米の感覚らしい。酔っぱらわずにウィスキーやワインをチビチビ味わうのがカッコいい。その感覚が身につけばいいなあ、と思います。酔って我を忘れるのも楽しいですが、残念ながらもはや体がついて来ない模様。アルコールと上手く付き合いたいものです。

。。。

でもアルコールってそんな生易しいもんじゃありませんからねぇ。酒は呑んでも呑まれるな。ああ、このセリフ、何度繰り返したことだろう。喉元過ぎれば熱さを忘れる。酒と競争して勝ったやつはいない。分かっちゃいるけどやめられない。少なくとも、酒で身を滅ぼしたくはないと思う今日この頃です。

改めて考えてみると酒ってほんとに怖いものだなあ、と思います。

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