空即是色は間違い
確かに。そのとおり。感心した。反論しようと思えばできなくはないけど、これはどうやらスマナサーラさんの勝ち。
色即是空は正しい、と。物質なんて虚しい。空なんだ。そのとおり。じゃあ、逆に空は物質だと言えるか?空というのは実践的な認識である。空を認識すると世界は変わる。ということは空とは世界観も含めた言葉である。物質が空に見える人の世界は、もはや物質の世界ではない。で、この空イコール物質かというと、違うんじゃないの?というのがスマナサーラさん。色が空だというのは真実だけれども、空は色とは別でしょうが、と。
正しいね。まあ、それを包含する解釈もできなくはないけれど。
仏教は原理主義であるべき。慈悲の原理主義は誠に結構。いやむしろ中途半端に慈悲の心を起こすべきではない。
これまた正しいと思うな。はは。日本の宗教者にはこんなことは言えませんか。
まあ、般若心経はこれはこれで一つの文化だし、歴史もあるし、いろんな解釈もできるし、ということで価値があるとは思いますけどね。むやみにありがたがる必要はないよ、と。懐疑と反省は大事な態度だと思います。
でも、大乗仏教に対する批判も的を射ているのかも知れないけれど、そんなこと今更いいじゃん。と思いますね。日本ではとにかくそんな風に発展してきたんだから、しょうがないじゃないか。
しかし、スマナサーラさんは大した人だと思います。
追記2010/06/06)
でもやはりひろさちやさんの方が上かなと思えます。スマナサーラさんの般若心経は小乗の理解だ。こじつけ気味、極端に走り気味な感じ。
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