2010年6月1日火曜日

中村芳子/著 鹿嶋春平太/監修「3日でわかる聖書」ダイヤモンド社

★★★★☆☆:面白いことは面白い

最初は面白い。でもだんだん重苦しい気持ちになりました。キリスト教の聖書解釈。これはまさにニーチェの指摘したルサンチマンの集大成じゃなかろうか。

日本人のカソリック教徒が、原爆で我が子を失いながら神を讃えたらしいが笑えないブラックジョークじゃないか。※

ビジネスと絡めてあるのも薄ら寒い感じです。

多分、聖書それ自体の問題ではなく、解釈する私の問題なのですけど。

キリスト教に対する偏見がなかなか抜けません。

※これだけではよく分からないので補足。敵を恨まない、復讐しない、不幸を受け入れる、というのは正しいと思う。でも原爆を落としたのはキリスト教の国だし、敬虔なキリスト教徒(ブッシュJr)が何をしたかを思うと、どうもなんだかなあと思えて仕方がない。(だとすればキリスト教自体というより、キリスト教徒に偏見があるのかも)

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