2010年7月21日水曜日

キルケゴール「死に至る病」岩波文庫

★★★☆☆☆:学生時代の感動に敬意を評して星三つ

昔は感動したんですけどね。自己とは関係に関係するところの関係である。おお!絶望の究極のところに救いがある。そうか!

今読むとダメでした。私の頭が仏教に浸食されて来た模様です。まず「自我」と西洋人が言った途端アヤシイと思ってしまう。お前の言ってる自我ってのは救済の対象としての魂だろ?そんなものはないっての。

主客のパラダイムも人間中心主義もそこから来てる。今の欲望資本主義、自然破壊もそこから来ている。と言ったら言いすぎか。

以上。

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