DBPって何かと言うと David's Batch Processor ですって。
GIMPというLinux上で動くPhotoshopライクな高機能レタッチソフトの、簡単な処理を自動化するツールです。
「これは便利」と私が申しておりますが、ものすごいニッチな便利さなのでほとんどの人には関係あるまい。関係があるのはGimpで画像の単純加工を繰り返すことが多い人です。
私もこうして駄ブログを続けていますが、Richo GRD IIIでブログ用の写真を撮って、それをひたすら淡々と320×240のサイズに変更するだけの作業が非常に多い。Windowsではショートカット打ちまくりしか作業効率化の手段はありませんが、Gimpならもうちょっと何とかなるだろう。Script-Fuなどというスクリプト言語もあるようだし。
というわけで、私もSEの端くれ。リサイズのプログラムくらい作ってやるぜ、とちょっと勉強を始めたんですが、どうもドキュメントがよろしくない。天才ならばふーむ分かった、分かったとプログラムを書いちゃうんでしょうけど、盆栽プログラマのあたしにはムリね。
基本的な文法を教えてくれた後は浅いレベルのAPI使用サンプルが多数欲しいところなのですけど、いきなり狭くて深いレベルのサンプルに立ち入ってしまって、そのサンプルもロゴを作ろうみたいなここ10年ほど必要としていないテクニック。
リサイズしたいだけなのに、その気配もほとんどドキュメントにありません。つーかAPIリファレンスがない(どこかにあるのだろうけど見つからない)時点でアウト。時間の無駄。さっそく挫折してWebで「誰か他に作ってやしないか」と調べてみたら、
こういうのを発見。
http://members.ozemail.com.au/~hodsond/dbp.html
外人って臆面もなく自分の名前をお付けになるようです。日本人も見習うべき(?)。
いいですね。やりたいことがちゃんとできそう。
さっそく以下のURLから最新をダウンロード。
http://www.ozemail.com.au/~hodsond/dbpSrc-1-1-9.tgz.
解答。
gunzip -c dbpSrc-1-1-9.tgz | tar xvf -
で、makeってしてみたらエラー出まくり。まあね、そんなもんでしょ。と which g++ 叩いてみたら反応なし。なんだ。そもそもコンパイラ入ってないじゃん。Ubuntuの初期導入ってそうなんか。
sudo apt-get install g++
make
まだエラーが出る。Webでエラーメッセージ調べて
sudo apt-get install libgimp2.0-dev
make
お。イケそう。エラーなしよ。
make install
成功。
でも、GIMPを再起動したけどダメでした。Batch Process...なるメニューが表示されない。
うむむ。と迷ってMakefile見て、大した根拠もなしに以下のコマンドを実行。
make install-admin
お、行ったぜ。ラッキー。
というわけで、デジカメ画像の画像処理が大変楽になりました。よかったよかった。
2 件のコメント:
Gimpのプラグインでできるんですね。知りませんでした。
で、簡単にやる場合、Imagemagickを使えばいいと思います。端末から使うのですが、バッチ処理もできるようです。
ただ、私は端末開いてコマンド打ち込むのが苦手なので、ファイルマネージャのアクション設定を使っています。ファイルマネージャは環境によって違うと思いますが、UbuntuデフォルトではNautilusです。ここにnautilus-actionsというプラグインをインストールしておくと、相当にいろんなことができます。もちろん、バッチで画像サイズの変換なんかもOKです。素早いですよ。
そうそう、Nautilusの場合、上記のプラグインでアクションを仕込まなくても、nautilus-image-converterのインストールで、右クリックから画像のリサイズが可能になるんでした。こっちの方が簡単だったと思います。ぜひお試しを。
Nautilusでそんなことができるとは知りませんでした。Gimp立ち上げるより速そうですね。
今度試してみます。
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