停電するかもしれないということで、電池式/充電ラジオがもう一台欲しいなと最寄りの家電量販店に行きました。もう一台?追加で?何と強欲な。すみません。ま、「あれば欲しいな」って軽いノリです。
既存の一台は、携帯式のちっちゃなラジオでして。いまいち不安なんですね。ヘッドホンでしか聞けないから。つまり、情報が一人にしか入らない。非常時にはきわめて情報が大事。ということで、もう一台くらい、ラジオは欲しいよね。というのは自然な発想だよな、と同情して下さい。
で、開店前に最寄りの家電屋に。いや、驚きました。列ができてた。
しょうがねーなーと並ぶ。どうやら電池目的が大半?何となく後ろの二人のオバサン(母親より少し下くらい)が会話を始めて、わたしもそれに加わる形に。(ワリとオバサンコミュニケーションが嫌いじゃない)
オバサンA「ウチの主人、今日も会社に行ったのよ!」
わたし「ええ?今日もですか?大変ですねえ」
A「そうよ。バカなのよ。ホント。昨日なんて、主人だけ浅草に見物に行ったのよ」
わたし「浅草ですか!?」
A「そうよ。本当にバカなのよ。今日もね、わたしは全然必要ないんだけど、息子夫婦に頼まれて来たのよ。冗談じゃないわよ。もう並ぶのやめて帰ろうかしら。『なかったわよー』って言っておけば絶対バレないわよね。でも、都心のあたりは停電しないのよねー。やっぱり練馬とか、その辺がターゲットになるのよねー。聞いたら港区あたりは停電しないらしいわよ。あ、ちなみにわたし港区出身なのね」
オバサンB「そう?わたしも昨日は銀座と六本木に行ったんだけどね。ガラガラで。過ごしやすかったわー。もちろんね、そんなところに行きたくなかったのよ。でも用事があってしょうがなくて」
(このあたり、「港区出身」オバサンと、「実は銀座六本木に通ってます」オバサンの軽いバトル?)
A「そうよねー。そういえばね、ウチね、ウン百万かけて耐震工事したのよ。鉄柱立てて、鉄板引いてね。金額言うのもイヤらしいけどね。でも、良かったわー。揺れたけど、なんだか揺れが少なかった気がしたもの。工事した甲斐があったわー」
B「でも奥さん、それだとあなた。火事の時、鉄板焼きになっちゃうわよ!」
(わたし「わははは」)
A「そうね・・・。でも、やっぱり他人は頼りにならないわよね。わたし、一人でも生き延びるわよ。いざとなったらオバサンは強いのよ!普段『足腰が・・・』なんて弱音吐いてるけど、いざとなったら走るわよ!」
(「わははは」)
B「でも、一人だけ生き残ってもさびしいわよ」
(「わははは」)
って感じで。
目的のラジオは売り切れましたが、楽しい待ち行列時間でした。
その後、別の家電ショップに行って、電源不要のスピーカーをゲット。あまり期待してなかったんですが、ちゃんと実用に耐えるモノでした。これで「一人だけしかラジオを聞けない」事態は解消。それから懐中電灯がチャチイの一本しかなかったんですが、買い物に行った途中、ふと「そういえば自転車のライトが使えるじゃん?」ということで、これも懸念解消。
オバサンたちも、ストレス溜まってたんだろうなあ。と思いつつ、何とか必要な物資はそろえた一日だったのでした。
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