本日は久しぶりに読み返した岩波文庫「ブッダの 真理の言葉・感興の言葉」から。
心は、捉え難く、軽々とざわめき、欲するがままにおもむく。その心をおさめることは善いことである。心をおさめたならば、安楽をもたらす。
心は、極めて見難く、極めて微妙であり、欲するがままにおもむく。英知ある人は心を守れかし。心を守ったならば、安楽をもたらす。
あー。そうだなー。と思いましたね。
胃腸だけじゃなかった。心もまた傷つくのだった。
マスコミ、インターネット、電車の中吊りから否応なく情報は入り、その情報を受けて心はざわめき、傷つく。
胃腸だけじゃなかった。心もまた守らなければならないのだった。
守ってるだけでええんか。自分だけ安らかなら、それでええんか。
そうなんですけどね。ブッダの言葉って、修行僧向けしか残ってないからねー。修行僧はとにかく心を守っておれ。じゃ、修行僧でないわたしはどうしたら?
修行僧向けの説法を読むかぎり、普通の人向けの説法も相当素晴らしかったんじゃなかろうかと思われるんですが、それは残っておらず。
ま、一般ピープル向けの説法が残ってなくても、結局はブッダの思想は大乗仏教として花開いたんですけどね。
たまには世間からぬけて、自分の心を守るのも大事ってこってすよ。
英知ある人は心を守れかし。
承知。
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