茶など頂きつつ。
全電源喪失、国は「考慮する必要はない」と解説
規制当局である内閣府の原子力安全委員会は、1990年に定めた発電用軽水炉の安全設計審査指針の解説に、長時間の全電源喪失について「考慮する必要はない」と明記している。
理由は「送電線の復旧または非常用交流電源設備(非常用ディーゼル発電機)の修復が期待できるため」としており、国は外部電源を失ってもすぐに非常用発電機が作動すると想定してきた。
そこまでヒドいことにはならないだろう、と。なったとしても、まあ、なんとかなるだろう。いや。絶対になんとかするさ。
原発設計「想定悪かった」原子力安全委員長
班目氏は2007年2月の中部電力浜岡原発(静岡県御前崎市)運転差し止め訴訟の静岡地裁での証人尋問で、非常用発電機や制御棒など重要機器が複数同時に機能喪失することまで想定していない理由を問われ、「割り切った考え。すべてを考慮すると設計ができなくなる」と述べていた。福島氏はこの証言を取り上げ、「割り切った結果が今回の事故につながった」として謝罪を求めた。
そうなんですよね。神経を逆撫でする言い方かもしれませんが「すべてを考慮すると設計ができなくなる」というのは正しい。システムも同じ。モノを作ってみれば、設計してみれば、ここは最悪の場合は人が入って何とかしよう。そういうところが絶対出てくる。人、時間、モノ、金。リソースにも限界がある。完璧なシステムはありえない。
福島氏はこの証言を取り上げ、「割り切った結果が今回の事故につながった」として謝罪を求めた。
これは間違っている。どこか割りきらなければ自動車だって作れない。パソコンだって、何だってそうです。車に乗るのに100%事故らないとは言えない。事故ったとして100%死なないとは言えない。
だったら原発と車は同じか。んなことは言ってない。
「原発は絶対安全だ」というのがウソだったんですな。当たり前ですよね。
福島の事故の教訓はただ一つ。
人間には完璧な原発は作れないってことです。
福島の事故を踏まえて、もっと安全な原発を作ろう。こういう発想は危険だ。
「ああきたから、こうなった。じゃあ、ああすれば、こうなるだろう」
どんなに人間が頭を使って設計しても、限界はあるんです。
それに、原発の事故の影響は極めて大きい。
「ああくるとは考えてなかった。想定外だ」では、済まされない。町が、村が消えるんですよ。田んぼや畑がダメになるんですよ。
トライ&エラーは許されない。
だから、原発はアカンよ。と思います。
風力、水力、地熱、太陽光で何とかするしか!
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