2011年6月2日木曜日

仕事愚痴

家呑みの前に。と。

さて。読むに耐える愚痴になるか。

どうでしょう。

怒ってるわけじゃないんですけどね。愚痴は愚痴。

仕事の関係でいろんな会社さんに常駐させて頂くことがありまして。

すると当然、会社の中が目に入ってくる。

あー。この会社、ダメだな。とか、あ。この会社面白いな。とか、そういう経験がある。

本題。

ダメな大手企業の特徴。

それは何か。

ムダなことを全力でやってる。

ドラッカーさんもどこかで言ってました。
ムダなことを全力でやるほど、ムダなことはない。

警句として聞くと「あったりまえやんか」と思いますよね。
ムダなことを全力でやる?そんな会社があるんか?

あるんです。
しかも、おそらくは大手企業ほど多い。
これは推測ですが、官僚仕事もまさにコレでしょうね。

例えばワークフローってのがあります。

平社員が申請するんですな。
書類に何か書いて(500万の融資案件、200万の投資案件)、添付書類付けて、リーダーにチェックしてもらって、まず係長に回す。係長は書類に不備がないか、適切な案件かをチェックしてハンコぺったんして課長代理に回す。課長代理は次長に、次長は部長に。

ま、ムダですわな。
人件費の高い中間管理職が、チマチマ何かチェックしてる。
そんなことやらずに、外回りせえ、と。
仕事の一つでも、取ってこい、と。

500万以下は課長決済とか、権限委譲すればいい。
ワークフローは、基本的にはムダなんです。
何の利益も生まない。コストでしかない。

じゃあ、ワークフローなしで。
そうもいきませんな。
平社員がわけも分からずダメな案件通すかもしれないし、中には悪いことするヤツが出てくるかもしれない。

だからまあ、ワークフローって必要悪。
仕方がないんです。

この必要悪を担うのが大企業の中間管理職。

ダメな大企業のダメな中間管理職って、書式だとか印鑑の数だとか、どーでもいいことばっかりにこだわって差し戻したりする。本質は見ないで、形式上の不備を、もうしつこくしつこくチェックしてる。それが仕事だと思ってるんですな。仕事だから一生懸命やろうって。

いや、あなた社員の足を引っ張ってるだけですから。
会社の生産性を押し下げてるだけですから。

多分分かってない。
全力でムダなことをやってる。
全力で社員の足を引っ張ってる。

そんな会社の実に多いこと。

マシな大企業は、そこでちゃんと手を抜くんですな。
課長次長部長が手を抜いてすっ飛ばす。
チラッと見て「いいよ。上との話はつけとくから」。
以上。

どうしてそんなことができるか。
「いざとなったらオレが責任取ったる」って思ってるんです。
「だから安心してビジネスやれや!」と。
これがマシな大企業。
中間管理職がしっかりしてる。

一方、ダメな大企業。

中間管理職がダメですね。
定年まで無事に勤め上げることしか考えてない。
責任を負うのがイヤ。できるだけリスクは取りたくない。

まあ、上層部も同じような感じなんでしょうな。

残念だなー、と思うことが、残念ながら少なくはありませんな。

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