(下へ下へと読めるように投稿してあります)
さて本題。
「顧客が『タダなら貰う』と言ったら、それは金を払っても欲しいのである」
これはね。極めて正しいと思います。
欲望って少しでもあるとどんどん増幅する余地がある。
逆に元が0だと何を掛けても0。
思考実験。
「タダなら欲しいか?」
ええと、一つだけ前提を置きましょう。
「タダなら欲しいか? 注:転売禁止」
例えば高級腕時計。
「一千万円のロレックス。タダなら欲しいか? 注:転売禁止」
楽しいなあ。この思考実験。
一千万のロレックスか。何かキラキラしてゴージャスで、宝石なんかも埋め込まれてて。
でも、いらないな。結構。他を当たってください。
アッサリ断りますね。
付けて行く場所がないっすよ。
合う服がない。というか、そんな時計に合う服なんか着たくない。
転売できないなら、そんなものは要らない。
「おいおい。強がってんじゃないの?」などと時計好きの方は思うのでしょうか。
まったく強がってないですね。平然と要らないと言いきります。
多分、時計に興味のない人なら分かってくれると思うな。
次の思考実験。
「ブランドのロゴがばっちり入ったバッグ(Lous Vuitton, Gucci, etc)。タダなら欲しいか? 注:転売禁止」
要らない。恥ずかしい。似合わない。
あー。すっきり。
そんなもんなんですな。
世の中にはいろんなモノが溢れている。
「今シーズンはあれを買え!これを買え!」という情報が溢れている。
でも、虚心坦懐「タダでも欲しいか? 注:転売禁止」と自らに問いかけてみると、まあ要らねーよな。と思えるものが実に多い。
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