子を持って知る子の恩という言葉があって、確か20年以上昔に筒井康隆のエッセイで見たような記憶があって、その時は「まあ、筒井康隆だから奇を衒ってるとか、敢えて逆説的なことを言ってるのかなあ」くらいに思っていたんですが、実際に子供を持ってみるとよく分かる。
実際、子を持ってみると、子の恩、というか、ありがたみを感じます。
わたしが「これまでいろいろありがとうね」と父母に言ったら、父も「こちらこそ、いろんな感動をありがとう」とか言ったことがありました。
子を持ってみると、それ、分かるなーと。
子供を育ててると、ホントいろんな感動がありますからねー。
そして
子供を育ててると、子供にだんだん期待しなくなりますねー。
もう、おまえらが生きてるだけでいいよと。少なくともオレに先立たなければ、それで満足だよと。
家庭を持って、孫の顔を見たいなんて高望み言わないよ、と。
そう思って今。
たまに帰省して孫の顔を見せるだけでいいんだなーと。
親にとっては、それでもう充分だなって。
自分より先立たないで、しかも孫の顔を見せる。
それだけで、充分じゃないかって。
ゴーマンでしょうか。
でもまあ、親からしたらそんなもんではないでしょうか。
以上。
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