おそろしか本です。
日本の司法の闇。
検察の、脅迫による自白の強要。
検察言いなり裁判官。
この国の司法は絶望の冤罪生産装置だったのか。
上告審にて、一審で著者に不利な証言をした者たちが偽証罪という自らのリスクも顧みずに次々と一審の自白をひるがえし(「検察官に脅迫されたのです!このままでは死ぬに死ねない!先生(著者)に申し訳ない!」)、また検察のストーリーを否定する物証が次々と集まった、それを見た裁判官の判断。
「控訴棄却」
もう地獄ですね。すさまじいとしか。
どうなっているのかと。
以上なのです。
後記)
残念ながら
最高裁で有罪になってしまったみたいですね。
ちゃんと調べてませんが、裁判所のロジックは、
「会計上の処理の正しさは分らないけれど、粉飾があったのは事実でしょ?そして、あなたはそれを知っていて、修正しうる立場にあったでしょ?でもそれをしなかったでしょ?はい有罪」
といったあたりですかね。確かに強いロジックです。
しかし、にも関わらず、本件で適正な捜査プロセスが踏まれていたかどうか、適切な立件だったのかは、この本を読む限りは疑問と思っちゃいますね。
以上。
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