税務会計系の書籍に手を伸ばし始めたのは最近ですが、結構当たりの本が多いですわ。
この本も3回ほど読み返しましたね。日本の税制の問題点を、アカデミックに分析しておる。
って今内容を思いだそうとしても思いだせないのが悲しいけどな。orz
妥当に見える提案が多く、すなわちあまりラディカルではないので、 印象に残らないのだと思料。ちゃんと読む人には、ちゃんと伝わると思いますね。
何となく覚えているのが、やはり日本では納税者の権利が弱すぎる、というか税務署・財務官僚の力が強すぎるということ。小沢一郎だってハメられてますねー。何度も書いてますが、中堅~大物政治家なら誰しもグレーな会計処理はあるはずだよ。叩けば埃が出るのは、彼だけではないだろう。
(ちなみに、わたしは彼に対しては特に悪い印象もよい印象も持ってません。というか、そもそもよく知らない)
後、税金系の本に必ず書いてあるのが「サラリーマンの源泉徴収制度を改めるべき」という主張。
その弊害は、サラリーマンの税に対する無知、無関心ならびに、それが原因で自分の血税がどう使われるのかという政治的関心が弱くなることにあるとのことで、これには同意。サラリーマンって、税金高い高いって言ってるけど、実際には税金のことほとんどしらないでしょう。額面4、500万で高校生以上の子供が二人だったら、ほとんど所得税は掛かってないハズだぜ?むしろ社会保険料最凶だぜ?とかね。
あと、相続税100%があり得ない理由とかも面白かったかな。なるほど!って感じで。
他には株式譲渡益は分離課税で税金が安いので、株で儲けてる大金持ちは実は税金が安いとかね。
ま、とにかく、財務官僚どもは消費税増税とかサラリーマン源泉税あたりを虎視眈々と狙っているし、黙ってると金持ちに有利な税制になってしまうので、一般庶民は騙されないようにしなきゃな、と思うのですな。
何より、給与所得控除はサラリーマンの命綱ですよ。とこれは強調。
以上。
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