とすれば一般的なサラリーマンができる、リスクのない起業って何か。
(以下、リアルでクールな考察)
想定するのは、あくまで一般的なサラリーマン。
資産なし。親もサラリーマン。後ろ盾もなし。大きなコネはなし。
飲食店経営、コンビニフランチャイズは除きましょう。
「趣味が高じて何かが突出」 的な強みもないフツーのサラリーマン。
そんなサラリーマンが起業してみる。
うーむ。
・・・
実にキビシー。の一言ですな。
比較的現実的と言えるのが、税理士/公認会計士/行政書士等、いわゆる「士業」ですかね。
しかし、それも甘くないでしょうな。
バックオフィス系の仕事(総務経理)やってて資格取ったとしても人脈がない。食えるだけの顧客を集めるまでは相当な苦労が予測されます。
その線では、コンサル営業ウィズ公認会計士資格な方は比較的リスクが少なそうな印象がありますね。独立した途端に顧客がつく。やはり、コネは大事。
プログラマ、エンジニア。こちらもとりあえず食ってく分にはリスクは少ないでしょうね。大層なコネは不要。ゼネコンのPMを知ってるとか、その程度で十分です。
夢も希望もないでしょうか。でも、これが現実ですね。
「そんなことはないだろう。ベンチャー企業って華やかなイメージだし。オレだってそのくらい」
いやー。多分ダメでしょうな。想像ですが、あの人たちのバックには、強力な後ろ盾がいたに違いない。
世の中には、チャンスの女神の前髪なんか一生見ることもない人が大勢いるんですなー。
逆に、強力なバックサポート(コネ)と幸運によって、すいすいと上って行く人もいる。
何が言いたいかというと、世の中って不公平なのよね。しょうがないよ。事実なんだから。
若いと、そういうのを認めたくないんだよね。世の中は公平に違いない。オレにだってチャンスはあるさ。成功した人は、スゴイ才能があったに違いない。オレも頑張るぜ!って。
でも、そうじゃないんだよな。多分。
才能があっても埋もれて行く人は大勢いる。
どんなに努力しても報われない人が大勢いる。
それが現実なんだよねー。
すみませんね。つまんない話で。
でも、それを見つめないと「勘違い」しちゃうんだよなー。
努力は大事ですよ。でも、その努力は報われないかもしれないんだなー。年取ると、実感するんだよねー。
だから、努力ってのはむしろモラルの問題かなーとか思いますね。生きてる以上、一生懸命やらなあかんやろ、という程度の。世俗の成功を望んじゃいけない。努力したからと言って、世俗的な成功を得られるわけじゃない。
何が言いたいかっていうと
「若い人には希望を持って努力して欲しいけれど、努力と才能がすべてじゃない。仮にメチャクチャ頑張ってダメだったとしても、それはあんたのせいじゃないよ」
ということ、それから
「しょーもないサクセスストーリーで若者を煽って、食いものにするような奴もいるから、気をつけなさいよ」
というあたりですかね。
などということを友人の起業騒動で思うのであります。
あー。夢も希望もなくてすんません。
以上。
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