2008年10月27日月曜日

中華鍋買いました

【経緯】
うちのメインのフライパンはビタクラフトです。ステンレス多層構造で無水・無油調理ができる、というやつです。型落ちの廉価版(マイアミ)でしたがセールで1万円は下らなかったと思います。フッ素加工系のフライパンを使い捨てるのにうんざりしたのでちょっと奮発しました。3年以上順調に稼働しています。

でもこのビタクラフト、蒸し焼きや煮物を作るときの仕事は素晴しいのですが炭水化物系の焼き物がどうしても焦げ付いて(より正確には貼り付いて)しまいます。チャーハン、焼きそばはフライパンをカンカンに熱くしてもベターっと貼り付きます。それを避けようとすると油の量が多くなり、出来上がりがどうしても油ぎってしまうのが難でした。(しかも油を多くしても多少は貼り付いてしまいます)

中華鍋欲しいなあ。でもビタクラフトあるからなあ。と思って物欲しげにWEBを眺めていたら、妻が脇から「何だ。3,000円位なら買っちゃっていいわよ」と言ってくれたので即決。先週我が家に届きました。

【サイズについて】
Webをダラダラ調べてみると、4人家族なら少なくとも30センチ。もう少し大きくてもいいかな、という声が多いようです。でも私は27センチのものを選びました。台所周りがゴタゴタしているので収納を意識せざるをえません。30センチはやはり大きいです。コンロもずいぶん狭くなってしまう。チャーハン4人分は一気に作らないだろう、4人分作るときは2回調理すればいいや。ということで27センチで決定。

結論から言えば2回作ることを厭わなければ27センチで問題ありません。モノにもよるのでしょうが、中華料理の炒め物って5分以内に終わります。炒めた後も水を入れてたわしでごしごしやるだけ。2回調理もあまり苦にはなりません。子供用に一度目はトウバンジャン抜きで、二度目は辛めに、という作り分けもできます。また、私の場合、蒸し焼き等にはビタクラフトのフライパンを使っているので、中華鍋は炒め用に特化できます。27センチで事足りるのはそのせいもあるかもしれません。

まだ早計かもしれませんが、チャーハン、麻婆豆腐、回鍋肉あたりをパパッと作るために買うのなら、4人家族27センチでも問題ないな、というのが今の印象です。

ただ「大は小を兼ねる」だろうな、と思います。置き場所が心配などの理由が特になければ、4人家族で33センチがお勧めでしょう。

【最初の空焼き】
覚悟はしてましたが思ったより大変でした。30分ほどで終わるかな(希望的観測)と思っていたらばっちり1時間は空焼きするハメに。取っ手も熱いし、何よりいつまで焼きゃいいんだ?と不安になります。楽しい作業ではありません。周囲や取っ手のあたりはまだ黒いままなのに真中あたりはとっくに焼けて、錆びだか高温のせいだかで赤っぽくなるし。これって大丈夫なの?と思いながらも、妻の協力も貰って何とか焼ききりました。取っ手付近は少し残りましたが、まあこの辺だったら料理に影響はないだろう、火傷も怖いし、ってことで諦めました。

これから中華鍋を焼く人は覚悟して焼きましょう。

【焦げ付かない!】
期待以上です。ほとんど焦げ付かない。ビタクラフトに比べれば油の量も少ないです(肉の無油調理はできるんですけど、炭水化物炒めるときは結構油を注ぐ必要があったのです)。

鍋を熱し、油を回し、焼きそばを投入。鍋を揺らすと焼きそばがシャーリシャーリと動きます。快感です。ビタクラフトではありえない。

チャーハンも楽です。冷や飯を投入しステンレスのお玉でガンガン鍋肌に押し付けて焼けるなんて素晴らしい。マーボ豆腐も美味かった。

まあフッ素加工フライパンなら当たり前なんでしょうけど、こっちは手入れしながら使えば一生モノですから。強火で一気に調理もできるし。

【火がつく】
別に嬉しくはありませんが、豚肉を炒めてからテンメンジャン、しょうゆ、酒をあわせた調味料を入れると、炎が1メートルほど上がりました。面白がって子供に見せたら(われながらアホです)換気扇に油よけとして張ってある覆いがほとんど焼け焦げて妻に叱られた。パニクッて水をかける人もいるかもしれません(そんなことをすれば余計に燃えるはず)。気を付けた方がいいですね。別途フタを買っておいた方がいいかもしれません。

【結論】
じっくり料理にビタクラフト/短時間で一気に調理の中華鍋。完全に住み分けができました。買って良かった中華鍋。

以上。
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