2010年1月27日水曜日

小沢一郎騒ぎ

まず、それがいいことかどうかはさておき、大物政治家に金が集まるのは当たり前だと思います。日本では優秀な人に投資するよりコネや人脈に投資するのがよほど効率的。だからエスタブリッシュな人すなわち世襲した人だとか地盤看板を持った人に金が集まる。サラリーマン、特に営業やってれば(あるいは営業の仕事を見てれば)身に染みて分る。ホレ接待接待。世の中、かなりの部分がコネと人脈で動く。

それから優秀な人を雇う、あるいはひきつけておくためにも金はいる。優秀かつ私欲のない人よりそれなりに欲があって優秀な人を探す方が早い。金があれば人が集まる。人が集まれば仕事が増える。そしたらまた人を増やす必要がある。人が増えれば金がいる。人を一人雇えば一千万かかる。

金を投資されたら感謝する。見返りも考慮する。考慮しない人に金は集まらない。投資して効果があれば人はまた投資しようと思う。

だから金があればなにかと上手くまわる。それが政治家の世界ではなかろうか。私の妄想か。そうだったらうれしいのだけど。

妄想は続く。だったら政治家の誰しも何かしらグレーな資金運用があるはずだ。私のささやかな家計だって妻にかなりを任せている。全部把握しようとは思わない。把握できると思う。でも他にやることがある。私の知らないところで妻がへそくりしたって分かりはしない。ましてや何人もの人が関わる政治家稼業。資金の動きを把握できるわけがない。

どこかの週刊誌で見ました。小渕さんの娘さんが誰からか高級腕時計をごっつぁんしたそうな。さもありなん。不思議とも思わない。

で、何で今小沢攻撃か。自民だって叩けばいくらでも埃が出るはず。西松献金騒ぎ、鳩山母献金騒ぎ、なぜ彼らがことさらターゲットなのか。検察はいろいろネタを持っていて、流れによってネタを使い分けているんじゃなかろうか。検察もまた官僚ではなかったか。官僚主導の政治を辞めさせようとする民主に、何か含むところはないのか。

あるいはアメリカから離れようとする小沢を疎ましく思う大物(妄想)の利害がそこに一致してないか。郵政貯金を外資系金融機関に流そうとする勢力は動いていないのか。アメリカの赤字国債=不良債権の購入とは無関係か。自民党は吉田茂以来、アメリカと密接な親分子分関係がある。そこに何か関係はないのか。

話は飛びますがCNNによると、かの国ではゴールドマン・サックスが社員に数億ドルのボーナスを払う一方、ウォルマートでは一万人をレイオフするそうな。もはや欲望の醜さしか感じられませんが。そんな国が長期的に持続するのだろうか。そんな国と付き合うにしても距離を置くことを考えてもいいのではなかろうか。今の日本社会の閉塞感はアメリカと無関係なのだろうか。

いや、ぶっちゃけ民主党政権ってのは民主的な革命じゃないか、と思うんですよ。アメリカからのプレッシャーだとか国内の反発見てると、かえって民主党政権ってのはすごいことなんじゃないかと思われてならない。感情的に反発する人はいつでもいるけれど、組織的な反民主の動きってのは珍しい。うん。面白いじゃないの。自民党にはとにかくうんざりだし、アメリカも何だか悲しい社会だし、だったらこれまでの流れを変えちゃった方がいいんじゃないか。

また話は飛びますが、軽い左派的なメッセージの入ったアバターがヒットしたところをみると、アメリカの一般人もアメリカ流価値観には嫌気がさしてるんじゃないですかね。どうでしょう。

以上、妄想でした。

0 件のコメント: