2010年11月25日木曜日

韓国・北朝鮮騒動に思う

まず、犠牲者のご冥福をお祈りします。戦争で民間人が殺されるというのは、実に残念というほかはない。

本題。

世界的に厭戦気味の雰囲気が見られるように思えますね。これはいいことじゃないか。

まず、韓国よく我慢した、と思う。それから中国もロシアも、北朝鮮を名指しで非難することこそないけれど「おいおい、やめてくれよな」というメッセージを打ち出していると思えた。

もちろん、人倫的な判断ではなく、経済的、利害的判断なのは間違いありませんけれど、戦争を利用して儲けようとか影響力を強くしようとかいった(ようするにアメリカ的)発想が、ないような気がする。戦争なんかしたらオレんとこ(中国)の商売にどんな影響があるか分からんから、止めろや。それはそれで健全な発想だと思うな。

一般市民にとっては当たり前ですけどね。戦争なんてたまったもんじゃない。しかし政治家が国家レベルで考えると、戦争は国家維持・繁栄のための一つのオプションになってくる。とんでもなく、はた迷惑な話ですわ。今回、そんな気配が(さしあたり)見えない。うん。

これはやはり湾岸戦争後のイラクの混乱とか、イランに芽生えたアメリカへの敵意。それからテロ問題があるんじゃないか。いやあ、アメリカはん、ずいぶん苦労してはるわ。とばかりに、さすがに各国の教訓になったんじゃないか。あとは核ね。人類の敵。原子爆弾。理性があるなら、誰しも勘弁して欲しいと、思うでしょう。

いったん恨みの種をまくと、その恨みはなかなか止むことがないんですな。お釈迦さまが2500年前におっしゃったことです。2500年前から進歩していなかった人間の愚かさも、さすがに、徐々に改善されているのかしらん。だとするとありがたいなあ。

0 件のコメント: