古着屋とかエスニック系ファッションのおもしろい店はないかしらと思いながらWebをつらつら見ていると、高円寺が面白いらしいという情報を発見しました。
そうか。高円寺か。これまでの人生で聞いたことのない地名です。しかしまあ、試しに行ってみっか。と12月のある日に行ってみたんです。エスニックではありませんが、それなりに変テコな服着て。
西武線で新宿。新宿から中野。中野から一駅。中野駅のホームで寒風に吹かれながら乗り換えの電車を待っていると、なぜだかワリと「遠いところまで来てしまった感」がありますね。近くて遠い街、高円寺。その都心からの絶妙な距離感が、高円寺という独自の場所を醸し出しているのかもしれません。
とにかく中野から一駅。JR高円寺の南口を出てすぐに気がつくのは商店街が元気なこと。人通りが多い。若者が多い。若者といっても大学生以上って感じですね。それから渋谷原宿と違ってあからさまな欲望はあまり感じられなかった。アートとかファッションとかその辺にこだわりがあるっす。という雰囲気でしょうか。わたし的には結構しっくり来ましたね。若者が多かったけど、落ち着いて散歩できました。
古着屋も小奇麗な店から何だか怪しい店まで様々。一日来てぶらっと歩いただけですから、あまりコアな店までチェックできていないのですが、ジャンクから本格物までいろいろありそうです。足を使えば掘り出し物や気に入った服が探せそう。これは楽しい高円寺。
2時間ほど街を歩いて、4千円ほどのパーカー(妻によればそれなりに名の通ったブランドらしい)、千円のドイツのトレーナーを購入(いずれも古着)。まずは安くて楽しいショッピングでした。
ある意味では一昔前の秋葉原のような感じですかね。もちろん訪問する人の種別はまったく異なります。そのターゲットも片やパソコン電化製品、片やファッション関係と大きくことなりますが、そのモノへのこだわりと「お買い得」商品を楽しむ感覚には共通点がありそうです。結構ディープな高円寺という街。じっくり馴染んで行きたいと思えました。
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