2010年1月8日金曜日

とうとうシステム手帳を買った

買っちゃいましたよ。システム手帳。ついに負けた。何に負けた。記憶力の減退か。いやいや。それは数年前から減退していた。直接の理由ではないハズ。

かつて私は、手帳など要らない。ノートで十分だ、と豪語(?)していたのですが、どうも最近そうもいかなくなってきたのです。何故か。主な原因は仕事のスタイルが以前とは違ってきているからだと私は考えています。別に転職したわけではない。相も変わらず現場でエンジニアをやっております。仕事の方法論を劇的に変えたわけでもない。しばらく前から保守メインの仕事に切り替わったのです。

システム構築の真っ最中は手帳は不要でした。なぜかというと、スケジュールは週次、日次のミーティングで提示されるし、それにフェーズごとにやることも決まってるから全体的な進行が覚えやすい。大きなスケジュールが頭に入ったら、後はTODOをこなし、優先付けをして、期日を管理してればいい。一番大事なのは優先付け。だからTODOをメモできるノートで十分。凝ったインターフェースは不要です。

ところが今は保守。どのタスクがクリティカル・パスというわけでもなく、障害でも起こらない限り、全てはまったりと進行。すると、あれが起きたのっていつだっけ?とか、あの資料って期限いつまでだっけ?とか、そんな記憶喪失がわりと頻繁に起こるようになってしまいました。仕事も一貫したストーリーになっていないと、頭に入れておくのは大変だということなのでしょう。

というわけでとうとう手帳の購入とあい成ったわけです。しかし、リフィルにもいろいろ選択肢があって楽しい。悩むのもまた楽しからずや。

以下が私の要件です。

(1)少なくともひと月分の予定を一覧したい。仕事が一通り完了するのが数ヶ月ということが多いので。一ヶ月先の予定が目に入ることが必須。イメージとしては書き込めるカレンダー。

(2)日記的な機能は要らない。成果物のタイムスタンプ、メールの履歴で十分。でもちょっとした日記メモは取れないに越したことはない。

(3)TODO管理は要らない。毎日のTODOは反故になったコピーの裏紙で十分。一、二週間スパンの個人的なTODOはそれほどないため、手帳の隙間で十分。大きなスパンの課題TODOはチーム全体でEXCELで管理しているので手帳に書く必要なし。

(4)なるべく小さい方がいい。でもできるだけ書き易い大きさがいい。

(5)1年単位で持ち越したい情報がある。

(6)できれば何げなくファイリングがしたい。

ということで、いろいろ考えたところ、まずは超整理手帳がいいんじゃないかと思いました。予定は一ヶ月分一覧できるし、日毎の書くスペースも十分。ファイリングもできる。というわけで、1〜6の要件を全て満たしています。しかし。なんだか大仰な気がする。バラバラと蛇腹を広げるのもハズカシイ。それにとにかく束ねておく仕様というのは、合理的だし嫌いではないが、ミーティングの最中に広げるのは気が引ける。うーん。パスかな。

次は製本タイプかバインダータイプか、という選択ですがこれは簡単。バインダータイプで決まり。取り外しができるというのは自由度が違う。長期参照用の情報を保管したいという要件もありますが、気にいったツールだけ綴じて他は外せばいい、というのも魅力です。何げなくバサッとファイリングすることはできませんが、必要な情報は小さく切り出してパンチで穴を開け綴じればいい、とこれは割り切り。

さて、サイズの問題。少し悩んでバイブルサイズとしました。これ以下では小さすぎる。A5サイズは読み書きにはいいでしょうが、持ち歩くことを考えるとちょつとゴツい。バイブルサイズにちまちまと書き込もう。

次にリフィルの選定。見開き一ヶ月のカレンダー、それからメモるための無地または罫線ノート。以上は必須。

次に予定や数日、数週間スパンの細かいTODO、出来事をメモるための週間メモ。これは大きく分けて三タイプありました。

1.見開きで左側に一週間分、右側がノートというタイプ。

2.左も右も一週間、計二週間分の見開きタイプ。

3.左に四日、右に三日の見開き一週間タイプ。

最初のタイプはバインダーにデフォルトで付属していたので数週間試行。私の場合、右側が余ってしょうがありませんでした。余らせときゃいいといえばいいのですが、どうも目的がはっきりしない。直近のTODOを書いたら溢れるし、長期的なTODOを書いたら流れてしまう。溢れる、流れるについては日記をつける分にはなんとかなるけど、日記となると日にちのマスと罫線がかみ合わないのがネック。メモを取るにも微妙。なんかメモにしては贅沢なスペースだなと思えてしまうから。

見開きで二週間のタイプはちょっと狭い。

というわけで、現在は見開き一週間のツールを使っています。これだとメモを取るにも予定やイベントを書くにもしっくりくる。

結局今は、以下のような構成となっています。

見開き一ヶ月のマス型リフィル
見開き一週間のリフィル
ノート型リフィル
アドレス帳リフィル
それによく使うUNIXコマンドなどを印刷してパンチで穴を開けたもの

日々、なかなか楽しく手帳を眺めております。

蛇足ながら、とても楽しい手帳選びだけど、手帳で夢が叶うとかなんとかって、ウソだよね。まあ買う人も別に信じちゃいないんでしょうけどね。

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