2010年1月20日水曜日

山は楽し

私は自他ともに認める超インドア派で、どこかに出かけるといっても都心の書店や電気屋やショッピングセンターなどをうろつきつつ、ファミレスあたりで食事して帰る、というのが典型的な土日の過ごし方だったりするのですが、先週の日曜に何をとち狂ったか子供を連れて高尾山に行ってみたのです。妻無しで。

なんでかというと妻に用事があってどうせ子守をしなきゃならんと。で、先々週にオアゾ丸善は訪問済みで、さすがに二周続けて丸善はない。でも他に行くところがあるかといって思い当たる場所もなし。このままでは近所の公園でボール遊びして終わりになりそうだけれども、それもイマイチだなあ、というわけで、思い切って高尾山に行くことにしたのです。

結論からいうとこれが大成功。疲れたし人だらけだったけど楽しかった。

妻に付き合って山に登ったことは何度かあったのですが、正直あんまし楽しくなかった。ただ妻の後ろを歩くだけですからね。 景色がいいったってアラスカに行ったわけじゃないし。何も考えずに坂を上るだけじゃじきに飽きちゃう。やはり山は自分で計画すべきですよ。楽しさが断然違う。行程、スケジュール、装備。地図を見て歩く道を決める。これが楽しいのです。いやまあ高尾山なんですけどね。でも気持ちはちょっとした冒険です。油断すると高尾山でも遭難する可能性はあるからね。子連れで、しかも素人がリスクは冒さないけどさ。その可能性だけでちょっとしたスリルも感じられ、これがまた冒険気分を盛り上げる。

登山なんて何が楽しいんだ。あんなもの。交通費はかかるし、よほど遠くに行かなきゃテレビで見るような大自然には触れられないし、雑木林にじいさんばあさんが歩いてるばかりじゃないか。まあそうなんですけどね。でも弁当水筒と地図持って野山を歩くっつうのはやはりちょっとした冒険。今、手持ちの食料と水と衣料だけで、地図という情報だけで俺は山の中にいるのだ、この緊張感が楽しい。腹減って食べる飯がおいしい。山道を歩くのが楽しい。なんか祖先の生活に戻ったようで、生きる緊張感と喜びを味わうことができます。

次回はわたし用の山コンロを買って山で子供とラーメン食べる予定。今から楽しみです。

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