2010年2月10日水曜日

ライプニッツ「単子論」岩波文庫

★★★☆☆☆:短いしね

究極の微小単位である単子(モナド)から始まり、論理を突き詰めて世界を説明したものです。哲学書といえば長くてひたすら難解であると相場は決まっていますが、これは比較的平易な言葉で短く要点を書いているので読みやすい。

モナドには窓がないとか、予定調和とか、「千の風になって」思想に親しみを持つ日本人にも比較的感情移入しやすい理論だと思います。でも神の宇宙論的存在証明とかあるし、やっぱ少し厳しいかな。哲学ファンタジーだと割り切れば面白いと思います。

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