2010年5月28日金曜日

秋月龍珉「世界の禅者 ー 鈴木大拙の生涯 ー」岩波同時代ライブラリー

★★★★☆☆:失われゆく日本の禅

やはり鈴木大拙は偉大であった。よく分からないながらも、そんな風に思わされる本です。

何故に最近流行らないか。デリダだドゥルーズだとか言ってないで、日本人はもっと禅の思想を研究し、海外に発信すべきなんでしょうなあ。

秋月さんも私は好きなのですが、この人の著作を読んでいると、却って古き良き時代の終焉が感じられて寂しい気がします。まあ、またいつか禅が復興することもあるでしょう。蒔かれた種はいつか芽を出す。

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