2010年6月22日火曜日

吉田敏浩「密約 日米地位協定と米兵犯罪」毎日新聞社

★★★★★★:見たくない現実の一つ

やりきれないですね。アメリカ人を守るための軍隊が日本に駐留し、日本を食い物にしている。吉田茂の固執したスキームがこのような結果を産んだ。まさに屈辱の属国スキーム。「回想十年」を読むとアメリカから譲歩を引き出したかのように見えるのだけど実情は逆。しっかりアメリカは取るものを取って行ったということでしょう。

日本の高級官僚も、日本人ではなくアメリカ人を守っているようです。保身のあまりの売国か。情けない。

しかし中曽根康広が日米地位協定を批判していたとはね。政治家っつうのは本当に信用ならん(中曽根、吉田茂はマシな方だとは思うけど)。

抑止力としての自衛隊を増強してアメリカ軍を追い出すべきなのかしらん。軍拡など仏教傾倒者(私)としてはあり得べからざる意見かもしれませんが、どうもそのように思えてしようがない。

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