2010年6月16日水曜日

三浦綾子「新約聖書入門」光文社文庫

★★★☆☆☆:やはり奇跡はしんどい

悪くない入門書だと思います。新約聖書にはいい話がたくさんあることがわかる。しかしキリストの奇跡はいささかしんどかった。三浦さんは「ないとは言えない」の一言で奇跡を信じますが、私にはムリよ。

私にとっては、いま、こここそが奇跡であって、ドラマチックな奇跡には関心ありませぬ。

それから、これは私が頭でっかちだからなんでしょうが、奇跡以外についての箇所もロジカルではなく、あまり感心しなかった。それから、比べるのも酷ですが、ひろさちやさんよりも洞察の点でものたりなかった。

なんか我ながら好き勝手なこと書いてるなあと思いますけれど。それだけ真剣に読んでるのだ、と考えて頂ければ。反省しつつ。

以上。

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